ブロック注射と鍼の違いとは?
痛みへのアプローチをわかりやすく解説
痛みを和らげる治療としてよく知られている
「ブロック注射」と
「鍼(はり)治療」。
どちらも痛みに効果がありますが、
体に働く仕組みはまったく異なります。
今回は、それぞれの治療の特徴や違いについて、わかりやすくご紹介します。
ブロック注射とは?
ブロック注射は、痛みの原因となっている神経やその周囲に、
麻酔薬やステロイド薬を注射する治療法です。
- 痛みの信号を一時的にストップする効果があります。
- 炎症を抑える働きもあり、痛みの元に直接作用します。
- 即効性があり、強い痛みのときに使われます。
鍼(はり)治療とは?
鍼治療は、体のツボや筋肉に細い鍼を刺すことで、
体の自然な回復力を引き出す治療法です。
- 体の中から“痛み止め物質”を出すよう働きかけます。
- 血流を良くし、筋肉の緊張をほぐす作用もあります。
- 自律神経を整える効果があり、慢性的な痛みや体の不調におすすめです。
2つの治療の違いを比較してみましょう
項目 | ブロック注射 | 鍼(はり)治療 |
---|---|---|
作用の仕組み | 痛みの神経をブロック | 体の自然な力を引き出す |
効果の出方 | 早い(即日〜数日) | ゆっくり(数回の施術で) |
効果の持続 | 一時的(数日〜数週間) | 続けることで長く改善 |
副作用のリスク | まれに感染やしびれなど | 軽い内出血やだるさ程度 |
おすすめの症状 | 急に強く出た痛み | 慢性的な痛み、体質改善 |
どちらが良い?
それぞれのメリットを活かして
ブロック注射は、すぐに痛みを抑えたい方に向いています。
一方、鍼治療は、体質や生活習慣から見直したい方、再発を防ぎたい方におすすめです。
当院では、患者さまの状態に合わせて、必要に応じて医療機関との連携も行いながら、最適な方法をご提案しています。
お気軽にご相談ください
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という方も、まずはお気軽にご相談ください。
あなたの体に合ったケアを一緒に考えていきましょう。