鍼治療を受けた後に、まれに皮膚の表面に青あざ(内出血)ができることがあります。
今回は、鍼灸施術後にできた青あざを早く消すためのケア方法を、鍼灸院の視点からご紹介します。
青あざができる原因とは?
鍼の刺激によって毛細血管が傷つくことで、皮下に少量の出血が起こり、それが青あざとして現れることがあります。
通常は数日〜1週間ほどで自然に吸収されていきます。
鍼の後の青あざを早く治す5つの方法
1. 施術直後は冷やす
冷却は内出血の拡がりを抑えるのに効果的です。
- 保冷剤や冷たいタオルを布に包み、10〜15分冷やす
- できれば施術当日中に数回行う
2. 2日後からは温める
48時間以降は血流を促すことで回復を助けます。
- ホットタオル、入浴、温灸などで優しく温める
3. マッサージは控える
青あざがある部分を強く押すと内出血が悪化する場合があります。
初期は触らず、完全に落ち着いてから優しくリンパを流すようにしましょう。
4. ビタミンC・Kを意識した食事
皮膚の回復にはビタミンの摂取も大切です。
- ビタミンC:キウイ、みかん、パプリカなど
- ビタミンK:納豆、ほうれん草、ブロッコリーなど
5. 市販薬の利用も検討
「ヘパリン類似物質」や「アルニカエキス」配合の外用薬が、青あざの回復をサポートすることがあります。
(ただし薬に関しては専門外のため参考までに)
豆知識:
青あざの色の変化は回復のサインです。
- 青紫色(初期)→ 緑色 → 黄色 → 肌色へと変化
異常な場合は医療機関へ
青あざが極端に大きい
痛みが強い
硬いしこりを感じるなど
通常と異なる症状がある場合は早めに医療機関にご相談ください。
まとめ
鍼治療による青あざは一時的なものですが、
正しくケアすることでより早い回復が期待できます
気になることがあれば、いつでも当院にご相談ください。
▼ご相談・ご予約はこちら:
0557-51-3663(伊東市・城ヶ崎さくら並木の鍼灸院)