頚肩腕症候群とは?
頚肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)とは
首・肩・腕にかけての痛みやしびれ、重だるさなどを総称した症候群です。
原因がはっきりしない場合もありますが、多くは
長時間のデスクワーク
ストレス
姿勢の悪さ
肩こりの慢性化
などが関連しています。
主な症状
- 首・肩・背中のこりや重だるさ
- 肩から腕、手指にかけてのしびれや痛み
- 肩や腕の可動域制限
- 握力の低下、指の動かしづらさ
- 不眠や集中力低下などの自律神経症状
頚肩腕症候群は、症状が進むと胸郭出口症候群、頚椎症性神経根症などと診断されることもあります。
鍼灸によるアプローチ
鍼灸は、首や肩周りの筋緊張の緩和、血流改善、神経伝達の調整を通じて、頚肩腕症候群の症状をやわらげていきます。
1. 首・肩の筋緊張を和らげる
筋肉のこわばりをほぐすことで、神経や血管への圧迫を減らし、痛みやしびれの根本改善を目指します。
2. 血流とリンパの流れを促進
鍼灸によって血液循環が良くなると、老廃物が流れやすくなり、症状の慢性化を防ぐ効果があります。
3. 自律神経の調整
ストレスや緊張が引き起こす交感神経の過剰な興奮を鎮め、全身のバランスを整えます。
施術期間の目安
症状の軽い方は週1回の施術を2〜4週間ほど継続すると、改善が期待されます。
慢性的な痛みやしびれがある方には、6週間以上の継続施術と、生活習慣の見直しを並行して行うのが効果的です。
参考文献・データ
- 日本整形外科学会「頚肩腕症候群 診療ガイドライン」
- 斎藤和義(2020)『鍼灸による頚肩腕症候群の臨床的効果に関する研究』
- Lee JH et al. (2013). “Acupuncture for treating neck pain: systematic review and meta-analysis.” Pain.
頚肩腕症候群でお困りの方へ
「病院では異常なしと言われたけれど、つらい肩こりや腕のしびれが改善しない…」
そんなお悩みがある方は、鍼灸という選択肢をぜひご検討ください。
伊東市の「城ヶ崎さくら並木の鍼灸院」では、頚肩腕症候群に対して、原因に合わせた丁寧な施術を行っております。
身体の声に耳を傾け、やさしく整える鍼灸で、快適な毎日を取り戻しましょう。