■ 生理痛=我慢するもの…じゃありません
「痛いのは普通」
「みんなも大変だから…」
そう思って、つらさを何年も我慢していませんか?
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鎮痛剤を毎回2錠以上飲まないと動けない
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生理前から腰やお腹がズーンと重い
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職場でも横になりたいほど痛むことがある
それ、もしかしたら
「子宮内膜症」
が関係しているかもしれません。
そして、もしそうなら鍼灸でやわらげられる可能性があるんです。
そしてこの疾患は当院が
婦人科系に鍼がお手伝いできる可能性がある
と確認できたものでもあります。
■ 子宮内膜症ってどんな病気?
簡単に言うと
「子宮の内膜に似た組織が、子宮の外で悪さをする病気」です。
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本来、子宮の中にしかないはずの組織が、卵巣や腸のまわりなどにできてしまい…
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毎月、生理のたびに出血して炎症 → 強い痛み・癒着・不妊の原因にもなります
20〜40代の女性に多く、
「強い生理痛+鎮痛剤が効きにくい」
が特徴の一つです。
■ 鍼灸は何ができるの?
薬ではない「自然な方法」で、からだの内側から整えていくのが鍼灸の特徴です。
子宮内膜症の痛みに対しては、こんな効果が期待できます:
✅ 血流を良くする
骨盤まわりの血行が良くなると、炎症が落ち着きやすくなります。
✅ 痛みを感じにくくする
鍼をすると、脳から「痛みをやわらげる物質(エンドルフィン)」が出てきます。
✅ 自律神経を整える
ストレスやホルモンの影響で乱れがちな神経バランスを調整し、症状の波を減らします。
■ 実際に「効く」の?
最近では、世界中で研究が進んでいて、実際に「効果がある」とする報告が増えています。
📚 研究データから(2023年 メタアナリシスより)
世界の15の研究を分析した結果
鍼治療を受けたグループは、月経痛・骨盤痛・性交痛などが明らかに軽くなった
鎮痛剤を使う回数も減り、生活の質が向上した人が多数
さらに、副作用が少なく、再発しにくいというメリットも報告されています。
■ 実際の患者さんのケース(そのとき30代/鍼灸師)
「最初は鍼をされるのが本当に嫌でした。でも、生理前にあったお腹の重さが1回目から違って。おや?となりました。そして3回目が終わったあたりで妊娠が発覚して。妊娠や授乳のおかげでかなり経過は良好です」
■ どんな施術をするの?
子宮に鍼を刺すわけではありませんので、ご安心ください。
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腰・足のツボを中心にしっかり刺激します
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状況に応じて、低周波の電気を使って筋肉をほぐしたり、血流をアップさせたりします
■ 通院の目安は?
ステージ | 目安 |
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はじめの1か月 | 週1回を目安に体調チェック+施術 |
2か月目以降 | 痛みの波に合わせて2〜3週に1回 |
慣れてきたら | 月1回のメンテナンスへ |
周期に合わせた施術もご提案できます。
■ こんな方に特におすすめです
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薬が効きづらく、毎月しんどい方
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将来的に妊娠を考えていて、体調を整えておきたい方
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手術やホルモン治療は、できれば避けたいと思っている方
■ 最後に:我慢しないで、相談してください
子宮内膜症の痛みは、
「気のせい」
でも
「我慢するもの」
でもありません。
鍼灸という選択肢が、あなたの毎月のつらさを少しでも軽くできるかもしれません。
当院では、お一人おひとりの体質や生理の傾向に合わせて、やさしく丁寧に対応しています。
「薬以外の方法を探している」
「体の声を聞いて整えたい」
そんな方、どうぞご相談ください。