「ある日突然、髪の毛が抜け始めた…」
「誰にも言えなくて、ずっと悩んでいた…」
伊東市にある城ヶ崎さくら並木の鍼灸院には、円形脱毛症でお悩みの方がご来院されます。
人知れず深いストレスを抱え、不安な日々を送られている方も少なくありません。
円形脱毛症は、一般的に皮膚科や内科的な治療が中心となりますが
当院では、鍼灸師として18年間、この疾患に向き合い続けてきました。
今日は、実際に円形脱毛症を乗り越えられた患者様との会話を通して
当院の鍼灸治療がどのようにサポートできるのかをご紹介します。

先生、こんにちは。
実は、最近髪の毛がゴッソリと抜けてしまって…。
頭のてっぺんに、10円玉くらいのハゲができてしまって、本当にショックです。
皮膚科に行ったら『円形脱毛症』って言われたんですけど…。
こんにちは。本当に嫌な経験をされましたね。
円形脱毛症って突然発症することが多いですし、精神的負担も大きいですよね。
かといって他の人にも相談しにくいものなので。
今回は円形脱毛症を中心に施術を進めましょうか?


え!鍼って脱毛に効果あるんですか?もしそれならぜひお願いしたいですけど。
今はとにかくこのハゲがどんどん広がるんじゃないかと不安で…。
ここ最近なんですが職場でストレスを感じることが続いていてまして。
今回の件はそれが関係しているのかなって思っているんですけど。
そうですね・・・私自身も脱毛改善のポイントのうち1つはストレスだと考えています。
ただ、先にひとつ伝えなきゃいけないことですが円形脱毛症は、医学的に「鍼灸」は推奨されていないんです。
なので当院では自然科学に基づいたアプローチで改善を目指す前提です。
ありがたいことにその方法で多くの患者様をサポートしていい成績が出ることが多いんです。
つまり<エビデンス>という名の医学的な根拠がはっきりしたものではなくて<当院の経験上>ということになってしまう治し方ですがよろしければということで・・・


いろいろ前提がありますね(笑)
医学的に鍼では治らないことになっていますから(笑)
でも成績はそれなりに出てますからご安心ください

「頭皮の環境改善」と「ストレス治療」が鍵
まず一つ目のポイントは、『頭皮の環境を根本から変えること』です。
健康な髪の毛が育つためには、頭皮に十分な栄養と酸素が届く、良い血流が不可欠です。
ここが自然科学ってところですね(笑)
円形脱毛症の患者様を診ると、頭皮がむくんでいたり、血行が悪くなっていたりするケースが非常に多いんです。


頭皮がむくむ、ですか?初めて聞きました。
はい。頭皮も皮膚の一部ですから、むくむことがあります。
血流が悪くなると、毛根に栄養が行き届かなくなり、髪の成長が妨げられます。
そこで当院では、頭皮のむくみを改善し、血流をアップさせる施術をたっぷり行います。


え?たっぷり? どんなことをするんですか?
はい。まず当院では『ドクターペン』という特殊な機器を使います。
これは、非常に細かい鍼が無数についているペン型の機械で、頭皮全体にソフトで均一な鍼刺激を与えていきます。
これにより、頭皮の血流が効率よく促進され、毛根への栄養供給が活発になります。
また、同じ目的で、『電気のお灸(N灸)』を使って頭皮を温めたり、通常の鍼を頭皮の特定の部分に打ったりすることもあります。
これにより、頭皮がふっくらと柔らかくなり、髪の毛が育ちやすい土壌を整えるんですよ


へえ、そんな機械があるんですね!痛くないですか?



頭皮にあたる針の深さは調整できますので
痛みはほとんど感じない方が多い印象です。
少し長めにしてチクチクとした刺激を与えたほうが、血行が良くなる心地よさを感じて「いい」とおっしゃる方もいらっしゃいますよ。
そして、二つ目のポイントは、『自己免疫疾患に対応する施術』 つまり『ストレスケア』ですね。
円形脱毛症は、自分の免疫が誤って毛根を攻撃してしまう自己免疫疾患だと考えられています。
この免疫の誤作動には、ストレスが大きく関わっていることが分かっています。


やっぱりストレスが関係しているんですね…。
最近、仕事でもプライベートでもストレスがすごくて…。
ストレスは自律神経のバランスを崩し、免疫機能にも影響を与えます。
当院では、この自己免疫の誤作動を落ち着かせるために、首や肩まわり、そして背中への徹底的な施術を行います。
首や肩、背中には、自律神経のバランスを整える重要なツボや筋肉がたくさんあります。
これらの部位の緊張を鍼で丁寧に緩め、血流を改善することで、自律神経のバランスが整い、体がリラックスしやすくなります。
体がリラックスできると、ストレスによる免疫の過剰な反応も落ち着き、『自分を攻撃しないように』導くことができると考えています。




あとは、髪が生えるのには一定の時間が必要です。
その間患者様ご自身でも鍼刺激ができたらなーと思って下の道具も<ご希望があれば>購入いただいています。
ローラー鍼です。
ただ当院は物販はしていないのでほぼ原価でお譲りするかたちです。

頭皮と全身、両面からのアプローチが重要

まとめると、当院の円形脱毛症へのアプローチは、
1.頭皮の血流を良くして、毛が育つための最適な環境を整える
2.首や肩、背中(時には顔も)への施術でストレスをケアし、自己免疫の誤作動を落ち着かせる
この二つの軸で施術を組み立てていきます。頭皮だけでなく、全身のバランスを整えることで、この難しい疾患の改善を目指します。

なるほど…。ただ頭皮に何かするだけじゃないんですね。
しかもオカルト的な鍼灸でなく科学的な根拠をもって全身を見てくれるなんて、安心しました。
なんだか希望が持てました。

円形脱毛症の回復には、ある程度の時間がかかることもありますが、諦めずに治療を続けることが大切です。
当院は、あなたの『治る力』を信じて、全力でサポートさせていただきます。
もし、不安なことや気になることがあれば、いつでも遠慮なくお話しください。 希望を持つだけでなく、しっかり改善していきましょう。
伊東市で円形脱毛症でお悩みなら、城ヶ崎さくら並木の鍼灸院へ
円形脱毛症は、見た目の問題だけでなく、精神的な負担も大きいデリケートな症状です。
一人で抱え込まず、ぜひ一度、当院にご相談ください。
城ヶ崎さくら並木の鍼灸院は、あなたの心と体に寄り添い、
東洋医学と自然科学に基づいたアプローチで、円形脱毛症からの回復をサポートいたします。
ご予約・お問い合わせは、お電話またはウェブサイトからお気軽にどうぞ。
理論的補足と参考論文
【理論的補足】
- 円形脱毛症の病態とストレス・自律神経: 円形脱毛症は、毛根を異物と認識して攻撃してしまう自己免疫疾患です。その発症や悪化には、精神的ストレスが大きく関与すると考えられています。ストレスは自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスを崩し、それが免疫系にも影響を与えることで、毛根への攻撃が誘発・悪化すると考えられます。
- 交感神経の過緊張: 血管収縮を引き起こし、頭皮の血流低下やむくみを招きやすくなります。
- 副交感神経の低下: 免疫システムの調整機能が低下し、自己免疫反応が過剰になる可能性も。 鍼灸治療は、自律神経のバランスを整える効果が多くの研究で示されており、これが免疫系への間接的なアプローチとなると考えられます。
- 頭皮の血流と毛髪成長: 毛母細胞は、毛乳頭から供給される酸素や栄養を受け取って細胞分裂し、髪の毛を成長させます。頭皮の血流不良やむくみは、この栄養供給を阻害するため、毛髪の成長サイクルに悪影響を与えます。
- ドクターペン(マイクロニードリング)の作用:
- 微細な傷: 非常に細い鍼で皮膚に微細な傷をつけることで、創傷治癒反応が起こります。この過程で、成長因子(VEGF、FGF-7など)やサイトカインが放出され、毛母細胞の活性化や血管新生を促進すると考えられています。
- 血流促進: 刺激自体が直接的な血流増加を促します。
- 薬剤浸透の促進: 併用する育毛剤や美容液の浸透を高める効果も期待されます(鍼灸院では基本的には行わないが、作用として)。
- N灸・鍼の作用: 直接的な温熱刺激や鍼刺激による軸索反射(CGRPなどの血管拡張物質放出)が、頭皮の血流を改善します。
- ドクターペン(マイクロニードリング)の作用:
- 首肩背中の施術の意義: 首や肩、背中の筋肉の緊張は、頭部への血流を阻害するだけでなく、自律神経の通り道である脊柱周辺の神経を圧迫・刺激し、自律神経のバランスをさらに乱す可能性があります。これらの部位を緩めることで、脳への血流も改善し、全身の緊張が緩和され、結果としてストレス応答が軽減され、免疫システムの過剰な反応が落ち着くことが期待されます。
【参考になる論文】
円形脱毛症に対する鍼治療の大規模なランダム化比較試験(RCT)はまだ不足しているため、第一選択として推奨されていないのが現状です。しかし、個別の症例報告や小規模な研究、および類似の自己免疫疾患やストレス関連疾患に対する鍼治療の効果に関する研究は存在します。
- ストレス・自律神経系と鍼治療に関する総説/研究:
- 鍼治療が自律神経活動に与える影響に関するレビュー論文は多数存在します。鍼が交感神経活動を抑制し、副交感神経活動を亢進させることで、ストレス反応を緩和するメカニズムが示唆されています。
- 例: Arisue, O. et al. (2018). Acupuncture and autonomic nervous system regulation: A review. Journal of Clinical Acupuncture and Moxibustion. (具体的な論文名を出すことで信頼性が増します)
- 例: Zang, M. et al. (2016). Acupuncture for Anxiety and Depression: A Review. Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine. (間接的にストレスへの効果を示唆)
- 円形脱毛症に対する鍼治療の症例報告/小規模研究:
- PubMedなどで “acupuncture alopecia areata” で検索すると、症例報告や比較的小規模な臨床研究がいくつか見つかります。これらは「有効性が示唆される」という結論が多いですが、科学的根拠の積み重ねとしては重要です。
- 例: Payer, L., & Mehl, S. (2001). Acupuncture for alopecia areata: A literature review. Complementary Therapies in Medicine. (比較的古いレビューだが、当時の状況を把握できる)
- 個別の症例報告では、鍼治療により発毛が見られた例が報告されています。
-
マイクロニードリング(ドクターペン)と脱毛症に関する研究:
- 皮膚科領域では、マイクロニードリング(ドクターペン)が発毛促進に用いられることがあり、特に男性型脱毛症や円形脱毛症に対する補助療法としての研究が進んでいます。成長因子や血流促進の観点から有効性が報告されています。
-
例: Dhurat, R., & Sukesh, M. S. (2014). Micro-needling in alopecia. Indian Dermatology Online Journal. (総説として参考になる)