食欲不振は、ストレス、疲労、病気、精神的な問題(例えば、うつ病や不安障害)、薬の副作用など、さまざまな要因によって引き起こされます。

 

食欲不振が続く場合は原因を早くつきとめ、全身の施術に加え対応するツボを使っていきます

 

ストレス性なら合谷と太衝、内関と公孫、百会など

 

疲労系なら中脘と足三里など

 

大部分は比較的早く改善しますが、原因が性格や心理的なもの、投薬によるものがからむと長期化する傾向があります。

軽症なものはお腹・背中と手足のツボで

 

当院の基本治療(首から腰にかけての鍼)をした上でツボ刺激を行います。

 

特に足三里というツボは研究が進んでいて、

 

足三里のツボ

神経

胃腸など内臓へ

 

と刺激が伝わり、胃腸の働きをよくします。

 

薬を常に飲んでいない人はこの段階で改善がみられやすいです。

ストレスや精神的な脆さなら頭皮への鍼

 

中医学ではストレス性の食欲不振は

 

胃が張ったように感じたり

 

吐き気などが伴うと言われています

 

施術は

 

首と背中を中心に全身

ストレスツボ(太衝・合谷・内関など)

胃腸元気ツボ(足三里・中脘など)

頭のツボ(百会・四神窓など)

 

をつかっていきます。

 

もちろんストレスの原因が解決するのが一番ですが、なかなかそうはいきませんので

 

ストレスに強い身体にすること

 

を目標にします。

薬の副作用なら、減らせるような身体づくりを

 

さて、当院で治療効果の差が激しいのが薬の影響です

 

薬はとても複雑な物質なので副作用が食欲不振というものも多数あります

 

薬は命を守るものですから断食みたいにやめるわけにはいきません

 

しかし鍼で神経を刺激して胃の働きをよくしても、服薬で食欲不振を補給し続けることになるのでいたちごっこになってしまいます。

 

毎日鍼治療をすることは日本では現実的ではないので

 

減薬できるような身体づくりと

 

胃腸の施術を平行して行っていきます。

 

多くの場合は

ストレスタイプへの施術

減薬を目指す施術

 

を行っていくことが多くなります

 

つまり全身施術ですね