内出血(青あざ)ができる可能性について

 

施術に使う鍼は注射針と形状が違うため血管を切る能力はありません。

 

しかし血管が弾力を失ってもろい場合には鍼が当たると出血する可能性があり、内出血が「絶対に起こらない」とは言い切れないのが現状です。

鍼治療による内出血の原因は?

血管は弾力性があるため通常鍼が入っていっても傷つくことはありません、しかし先述したとおり血流の悪いところは血管の弾力性が低下、血管壁がもろくなって鍼で傷ついてしまうことがあります。

その血液が放出されずに皮下に残った場合に青あざになります。

内出血ができない方法はある?

鍼灸院にご来院する方は様々な悩みを持って来院します、そのような方々の大部分は血行が悪いために健常人に比べて内出血の可能性がある考えています。

また毛細血管にまったく触れずに鍼治療を行うことは、どんなに技術力の高い鍼灸師でも難しく、内出血を完全に防ぐことは基本的には不可能とされています。

内出血の後遺症や痛みはあるの?

動脈性・静脈性かかわらず細い鍼による内出血ですから問題はないとされています。

施術翌日に内出血の範囲が少し広がる場合もありますが、広がると同時にだんだん薄くなってきます。体質にもよりますが、長くても2~3週間ほどで消えることが多く、痕に残ることはまずありません。

痛みに関しても感じない方が大多数ですが、内出血部を指などで圧迫すると多少の痛みが出ることもあります。

あとは心因性の痛みを感じる方がいらっしゃったケースが過去にあります。

青あざができたことで不安や恐怖を感じて脳にある扁桃体や海馬という部分が活性化、結果は青あざ以外の様々な痛みを訴えるというものです。

このケースでは内出血は身体には問題ないものだとご納得していただいた後に痛みは消えてしまいました。

実は内出血は悪いだけのものではない

東洋医学の考え方では、内出血は身体の中の悪いものを外に出して停滞していた気や血液の流れをスムーズにして、身体の不調を改善してくれるものと考えます。
また自然治癒力によって患部では皮膚が修復され、新しい肌へと生まれ変わっていきます。

つまり内出血が治る過程を利用して身体の悪い部分も一緒に改善されていくと考えられているので、内出血を「嫌なもの」と思わず、ポジティブに受け止められるといいですね。

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