しかし施術者によっては変わらないという人もいます
理由は鍼の効果の中には太さが関係ないものがあるんです。
鍼の効果は侵害刺激で出るものばかりではないのが話を複雑にしています。
当たり前のことを書きますが、鍼は身体をわざと損傷させて治るチカラを利用する治療法でもあります。
損傷が大きければ効果や持続時間が違うのは当たり前ですが・・・
まず反射があるんです、鍼の効能の一部分に。
反射は例えば光を見て目を閉じるようなもので、細い鍼でも神経や血管に当てれば様々な反射が起きて利用しています。
また刺さない鍼、つまり金属の棒でツボ押ししたりこすったりしても鎮痛効果がでることがわかっています。
他にも何種類もの効果を組み合わせて効果を出しています、鍼灸は。
でもプロとして鍼灸専門でやっている人間からすると鍼灸の効果の一つ一つはすごい弱いんですよ、あくまで何種類もの効果を掛け合わせてようやくといったぐらいで。
先述したとおり刺さない鍼にも効果はありますが、侵害刺激が起こす免疫力アップや微弱電流などを使わないのはもったいない・・・
マッサージをして患者さんを満足させて少し鍼をする鍼灸院さんを選ぶなら細いものだけを使用します!効果は変わらないよ!でもいいと思います。
他にも刺さない鍼で難病を治すという鍼灸院もありますが、他のことで不足分を補っているはずです、少なくとも生活習慣を変えろと口酸っぱくいってくるはずです。
ということで当院では患者さんから回復スピードを上げるように言われた場合には効果を最大限に高めるために太めの鍼を使うことがあります。
ただ軽自動車スピードしか出ない弱った身体なのに、F1のスピードを出すことを要求してきた場合は無理です・・・