筋肉などが緩み切っていない
施術後に過労・過食・痛飲した
施術が乱雑だった
強度のストレスや精神疾患
こんにちは、伊東市鍼灸専門・城ケ崎さくら並木の鍼灸院の増田です。
通常は鍼刺激の作用や傷では
痛みが悪化することは考えられません。
しかし実際には鍼をしたら痛みが強くなったという人もいるため
考えられる原因と対処法をお答えします。
筋肉などが緩み切っていない
施術後とくに何もしていない
ゆっくり過ごしたにもかかわらず
痛みが強くなったと感じるパターンです。
もともと身体が悪く、少し緩むことで痛みを感じる神経が復活したか
他の残っている部位の痛みが目立ち始めたと考えられます
続けて施術をすればそのまま消えていきます。
鍼はやりたくないけど他では治らないから鍼灸専門院へ・・・
しかし少しの刺激しか無理・・・
なので中途半端に緩み、かえって痛みが増したように感じる
といったパターンもあります
施術後に①過労②過食③痛飲した
①
介護を含め、重労働や過度なトレーニングを行っても痛みが増す場合があります
鍼治療の後は、筋肉が緩むことに加え関節運動も円滑になるため
動きすぎてしまうことがあります。
鍼はマッサージや整体に比べたらスペシャルケアといえます
施術後はゆっくり過ごすことをおすすめします
②
食べ過ぎも痛みが増す、これが一番多いかもしれません
内臓に負担をかけると神経が興奮して
お腹だけではなく背中や腰、首まで固くなります
腹腔内の圧力があがって
背中や腰の筋肉を内側から押し続けることになります。
便秘も同様の理由ですね
消化不良も痛みを誘発するしで・・・
食事は健康にとって施術より大事なものです
身体を治すためには食事内容にも気をつけるのがベターです
③
飲みすぎはもちろんだめですし
冷たいビールやカクテルは胃腸を冷やします
胃腸の冷えは②の過食と理由が同じで痛みが増す可能性があります
またアルコールは筋肉の融解を促進するともいわれています
。施術後のアルコールは控えめで・・・
施術が乱雑だった
ただし鍼治療は関節ポキポキをしたりするわけではないので
ちゃんと勉強・実践していれば損傷の危険はありません
まれに神経の切断をお考えの方がいらっしゃいますが
体内の神経や動脈はゼリーの中にあるゴムホースのようなものであり、
鍼が当たってもスルっとなります(当たった時に刺激はあります)
また切断したら動かなくなったり感覚がゼロになります。
これの対処法は患者様が不安・不信にならないよう
施術者が誠心誠意、丁寧に対応するしかありません
強度のストレスや精神疾患
これらは脳が過敏になるため、脳内で痛みの軽減ができません
不満感や不信感、ストレスに比例して痛みが増減するのが特徴です
新しい刺激(特に初めての鍼)は不安のため
やはり痛みが悪化したという表現になる場合があります
実際は脳の血流をよくする施術を同時に行いながら
(特に鬱傾向なら同じことを何度も質問してきますので)
丁寧に説明し続けていけば軽減することが多いです。
まとめると
(チクっとはする可能性はありますが)科学的には鍼で痛みが増す現象は確認できません。
なので痛みが増す現象には他の原因が必ず存在していると考えられます。
状況を聴いた上できちんと対処させていただきますが
患者様側の要因も存在することもあることから
治療後の過ごし方などをおたずねすることもあります
その場合は不快感を感じずに話合いができれば幸いです。