こんにちは、伊東市鍼灸専門・城ケ崎さくら並木の鍼灸院の増田です。
珍しくアキレス腱の痛みを訴える患者様がおふたり続きましたのでこちらの記事を記入しました。
本記事はをはり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師である私、増田真太郎が執筆しました。
目次
1.アキレス腱痛とは?原因と症状
2.鍼治療の基本:アキレス腱痛に対する効果
3.鍼治療の具体的な施術の流れ
4.鍼治療と他の治療法の比較と相乗効果
5.鍼治療を受ける際の注意点とセルフケア
1. アキレス腱痛とは?原因と症状
アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉と踵(かかと)の骨をつなぐ人体最大の腱であり、歩行やランニング、ジャンプなどの動作において重要な役割を果たします。
しかし、過度な運動や不適切なストレッチ、硬い路面でのランニングなどにより、アキレス腱に過度の負担がかかると炎症を引き起こし、痛みを生じることがあります。
これが一般的に「アキレス腱炎」と呼ばれる状態です。
主な原因:
- 過度な運動:特にランニングやジャンプを多用するスポーツでの過度な練習
- 不適切なストレッチやウォームアップ不足
- 硬い路面での運動
- 合わない靴の使用
- 加齢による腱の柔軟性低下
主な症状:
- アキレス腱周辺の痛みや腫れ
- 朝起きたときのこわばりや痛み
- 運動時の痛みの増加
- 腱の厚みの増加やしこりの形成
これらの症状を放置すると、アキレス腱の断裂など重篤な状態に進行する可能性があるため、早期の対応が重要です。
アキレス腱の痛みは、スポーツ愛好家や日常生活での過度な負荷により多くの人が経験する症状です。
その治療法の一つとして、鍼治療が注目されています。
次に鍼治療の効果や施術の流れについて詳しく解説します。
2. 鍼治療の基本:アキレス腱痛に対する効果
鍼治療は、東洋医学に基づく伝統的な療法で、
身体の特定のツボに細い鍼を刺すことで、自然治癒力を高めるとされています。
アキレス腱の痛みに対しては、以下のような効果が期待できます。
・血行促進:鍼刺激により局所の血流が改善され、炎症物質の排出や栄養供給が促進されます。
・筋緊張の緩和:鍼は筋肉の緊張を和らげ、痛みの原因となる硬直を解消します。
・痛みの抑制:神経系に働きかけ、痛みを感じにくくする効果があります。
これらの作用の組み合わせにより、鍼はアキレス腱の痛みや炎症の軽減に有効とされています。
3. 鍼治療の具体的な施術の流れ
1.カウンセリング:痛みの場所や生活習慣をおうかがいして治療方針を決定します。
2.触診と診断:患部を確認して、痛みの原因や状態を推定します。
3.鍼の施術:特定のツボやアキレス腱周囲に鍼を刺し、適切な刺激を与えます。
次の写真はアキレス腱付近に鍼をして、何も感じない強さの電気を流しています。
4.はり施術後:鍼を抜いた後、整体やストレッチを行なう場合があります。
施術時間は個人差がありますが、45分から1時間程度です。
4. 鍼治療と他の治療法の比較と相乗効果
アキレス腱の痛みに対する治療法は多岐にわたります。
鍼治療と他の主要な治療法を比較してみましょう。
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物理療法(リハビリ):ストレッチや筋力強化を通じて、患部の機能回復を図ります。
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鍼治療が組織の回復と治癒促進、リハビリが運動機能の回復という相乗効果が期待できます。
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薬物療法:鎮痛剤や抗炎症剤の投与により、痛みや炎症を抑えます。ただし、長期使用による副作用のリスクがあります。
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手術療法:上記の方法で効果が見られない重症例では、外科的手術が検討されます。
鍼治療は、これらの治療法と比較して副作用が少なく、自然治癒力を高める点が特徴です。
5. 鍼治療を受ける際の注意点とセルフケア
鍼治療を受ける際には、以下の点に注意することが重要です。
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信頼できる施術者の選択:資格を持つ経験豊富な鍼灸師を選びましょう。
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施術前後の体調管理:十分な睡眠と栄養を取り、体調を整えるともちろん回復が早くなるでしょう。
また、日常生活でのセルフケアも大切です。適切なストレッチや筋力トレーニングを行い、再発防止に努めましょう。
まとめ
アキレス腱の痛みは、鍼灸とリハビリ的ケアの両方で対応する場合が多いです。
そしてきちんと施術とリハビリをすれば回復が見込める疾患です。
もし治療方法として鍼灸を検討している場合にはぜひご相談ください。