こんにちは、伊東市鍼灸専門・城ケ崎さくら並木の鍼灸院の増田です。
先日「肩が痛いんだよね」という患者様がいらっしゃったのでこちらの記事を記入しました。
本記事はをはり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師である私、増田真太郎が執筆しました。
目次
肩の痛みの主な原因とは?
・肩の痛みが起こる主な要因(肩こり・五十肩・筋肉の緊張など)
・現代人に多い肩の痛みの特徴
・痛みを放置するとどうなるのか
鍼灸が肩の痛みに効果的な理由
・鍼灸の基本的な仕組み
・痛みの軽減メカニズム(血流改善・筋肉の緩和・自律神経の調整)
・医学的・東洋医学的な観点からの解説
肩の痛みに効くツボと鍼灸施術の流れ
・代表的なツボ(肩井、天宗、曲池 など)
・鍼灸の施術の流れと治療時間の目安
・鍼灸治療の実際の感覚と注意点
鍼灸と併用すると効果的なセルフケア
・鍼灸と相性の良いストレッチ・マッサージ
・生活習慣の改善ポイント
・温熱療法やお灸の活用方法
鍼灸で肩の痛みを改善した人からよくある質問
・「痛みはすぐ取れる?」「どのくらい通うべき?」などのQ&A
・鍼灸治療を検討している人へのアドバイス
1. 肩の痛みの主な原因とは?
現代人にとって「肩の痛み」はよくある悩みの一つです。
デスクワークやスマホの長時間使用、ストレスなどが原因で、肩周りの筋肉が緊張し、慢性的な痛みを引き起こします。
では、肩の痛みの主な原因にはどのようなものがあるのでしょうか?
① 肩こり(筋肉の緊張による痛み)
長時間の同じ姿勢やストレスにより、肩や首周りの筋肉が固くなり、血流が悪化します。
これにより、疲労物質が蓄積し、痛みや重だるさが生じます。
② 五十肩(肩関節周囲炎)
40〜50代に多くみられる「五十肩」は、肩関節の炎症が原因で痛みや可動域の制限を引き起こします。
腕を上げる動作が困難になり、日常生活に支障をきたすこともあります。
③ 筋肉や腱の炎症(腱板炎・石灰沈着性腱板炎)
肩を酷使したり、加齢によって筋肉や腱に炎症が起こると、強い痛みが発生します。
特に夜間に痛みが増すことが多いのが特徴です。
④ 神経の圧迫(頸椎症・胸郭出口症候群)
首や背中の骨の変形や筋肉の緊張によって、神経が圧迫されると肩や腕に痛みやしびれが出ることがあります。
このように、肩の痛みにはさまざまな原因があります。
痛みを放置すると慢性化し、肩が動かしづらくなるリスクも。
そこで、鍼灸がどのように肩の痛みを改善できるのかを解説します。
2. 鍼灸が肩の痛みに効果的な理由
肩の痛みに対する治療法はさまざまですが、鍼灸はその中でも特に効果的な方法の一つです。
では、なぜ鍼灸が肩の痛みに対して有効なのでしょうか?
1. 鍼灸の基本的な仕組み
鍼灸は、東洋医学に基づいた治療法で、体のツボ(経穴)を刺激することで、気血の流れを整え、痛みや不調を改善します。
鍼を刺すことで微細な傷ができ、自己治癒力が高まり、血流が促進されることで肩の痛みを和らげる効果が期待できます。
2. 鍼灸の痛み軽減メカニズム
鍼灸が肩の痛みに有効な理由には、以下のようなメカニズムがあります。
- 血流改善:鍼の刺激によって筋肉の緊張がほぐれ、血流が促進されることで、疲労物質が排出されやすくなります。
- 筋肉の緩和:鍼の刺激により、固くなった筋肉が緩み、可動域が改善されます。
- 自律神経の調整:ストレスや生活習慣の乱れによる自律神経のバランスを整え、慢性的な肩の痛みを軽減します。
- 鎮痛効果:鍼を刺すことで脳内のエンドルフィンが分泌され、痛みを和らげる効果があります。
3. 医学的・東洋医学的な観点からの解説
西洋医学では、鍼灸が「トリガーポイント療法」としても注目され、筋膜の硬直を解消する方法として広く取り入れられています。
一方、東洋医学では、「気血の滞りが痛みの原因」と考え、経絡(けいらく)に沿った治療を行うことで痛みの根本から改善を図ります。
鍼灸は即効性のある治療法ではないものの、継続的に受けることで肩の痛みの根本改善が期待できます。
3. 肩の痛みに効くツボと鍼灸施術の流れ
鍼灸治療では、肩の痛みに対して特に効果的なツボを刺激することで、症状の改善を目指します。
1. 肩の痛みに効果的なツボ
以下のツボは、肩こりや五十肩などの痛みに対して有効です。
- 肩井(けんせい):首と肩の間にあるツボで、肩こりの緩和に効果的
- 天宗(てんそう):肩甲骨の中央付近にあるツボで、肩の可動域を広げるのに役立つ
- 曲池(きょくち):肘の外側にあるツボで、肩の血流を促進する効果がある


2. 鍼灸の施術の流れ
鍼灸院での施術は、以下のような流れで進められます。
1.問診・カウンセリング:症状のヒアリングと体の状態をチェック
2.診断:東洋医学の観点から、経絡の滞りや筋肉の硬直を確認
3.施術:適切なツボに鍼を刺し、必要に応じてお灸を併用
4.アフターケア:施術後の注意点やセルフケアのアドバイス
施術時間は約30〜60分で、個々の症状に応じて回数を調整します。
4. 鍼灸と併用すると効果的なセルフケア
鍼灸と併せてセルフケアを行うことで、肩の痛みの改善効果をさらに高めることができます。
1. 鍼灸と相性の良いストレッチ・マッサージ
a.首・肩のストレッチ:ゆっくり首を回したり、肩を大きく動かすことで筋肉をほぐす
b.肩甲骨ほぐし:肩甲骨を動かすことで、肩の可動域を広げる
c.ツボ押しマッサージ:肩井や天宗を指圧して血流を促進する
2. 生活習慣の改善ポイント
- 姿勢を正す(猫背を改善し、肩に負担をかけない)
- こまめにストレッチや軽い運動を取り入れる
- ストレスを減らし、リラックスする時間を作る
3. 温熱療法やお灸の活用方法
- お灸を肩井や天宗に据えることで、血流を改善し筋肉をほぐす
- 湯船に浸かる、温湿布を利用するなど、肩を温める習慣を持つ
5. 鍼灸で肩の痛みを改善した人の体験談・よくある質問
鍼灸治療を受けた方のよくある疑問です。
Q. 鍼は痛くないですか?
A.非常に個人差が大きいと感じています。大半な方が「ズーンと重だるい刺激」を感じますが、その刺激を「痛み」と感じる方もいます。
脳でのとらえ方が違うご様子です。
髪の毛ほどの細い鍼を使用するため、痛みは最小限に抑えています。
Q. どのくらいの頻度で通えばいいですか?
A.ほとんどは週1〜2回の施術を0.5~1ヶ月続けることで改善が期待できますが、
五十肩のような老化や筋力低下による症状は数か月かかることがあります
Q. 副作用はありますか?
A. 施術後にだるさを感じることがありますが、これは好転反応であり、一時的なものです。
まとめ
鍼灸は、肩の痛みを根本から改善する効果的な治療法です。
肩こりや五十肩、筋肉の緊張による痛みなど、さまざまな症状に対応可能です。
鍼灸と合わせてストレッチや生活習慣の改善を取り入れることで、より効果的に肩の痛みを和らげることができます。
慢性的な肩の痛みに悩んでいる方は、ぜひ一度鍼灸を試してみてはいかがでしょうか?