帯状疱疹後神経痛に効く鍼灸とは?効果・治療法を徹底解説!

 

最近「帯状疱疹後神経痛」の痛みをすぐに消せるか?

 

というお電話を3件いただき、そのうち男性おひとり様にご来院いただきました。

 

ご要望は

 

「6か月痛みを我慢している、鍼治療はきらいだけど我慢するからなんとかして」

 

でした。

 

この疾患の成り立ちを考えると1回の施術で治ることはありえないのですが、

 

偶然治癒する時期にあたる場合もありますので施術をさせていただきました。

施術者(記事を書いた人間)紹介

鍼灸師:増田 真太郎(ますだ しんたろう)

国家資格:はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師/臨床経験:18年以上

こんにちは。鍼灸師の増田真太郎です。

私はこれまで、首や肩・腰の不調をはじめとする「慢性痛」や

「自律神経の乱れ」に悩む多くの方と向き合ってきました。

特に「どこに行っても私は無理なんだ」「痛みで日常生活がつらい」といったお悩みを抱える方には

筋肉の深層にアプローチする鍼と、

観念論を排した江戸時代の実証主義的思想(古医方)を参考にした鍼灸

を組み合わせたオーダーメイド施術を行っています。

  • 施術はしっかりとした刺激で早期回復を目指すやり方

  • 必要に応じてセルフケアのアドバイスも実施

  • 女性・ご高齢の方にも安心して通っていただいています

「もっと早く来ればよかった」と言っていただけるような施術を心がけています。

様々な症状でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

まずは帯状疱疹後神経痛って?

主な症状と原因

 

帯状疱疹後神経痛(Postherpetic Neuralgia:PHN)は、帯状疱疹の発疹が治った後も長期間続く神経痛です。

 

代表的な症状には

 

  • 焼けるような痛み
  • ズキズキと刺すような痛み
  • しびれ
  • 触れるだけで強く感じる痛み

 

 

などがあります。

 

これは、ウイルスによって神経が傷つくことで生じる慢性の痛みです。

では、なぜ長引くのか?

 

神経組織の損傷は回復に時間がかかるためです。

 

皮膚症状が治まっても神経が同時に修復完了とならない場合があります。

 

 

特に高齢者や免疫力が低下している方は、神経痛が長引きやすい傾向にあります。

鍼灸は帯状疱疹後神経痛に効果的と言える?

痛みに対するアプローチが豊富です

 

 

鍼灸は血流を促進し、神経機能の回復をサポートできます。

 

また、鍼刺激によって脳内からエンドルフィンなどの鎮痛物質が分泌され、痛みの緩和が期待されます。

エビデンスや実績はある?

 

複数の臨床研究では、鍼灸治療が帯状疱疹後神経痛の痛みを軽減する効果があることが示されています。

 

西洋医学による薬物療法と併用することで、より高い効果を実感している患者さんも多くいます。

鍼灸治療の頻度と期間の目安

初期〜中期〜維持期

 

  • 初期(痛みが強い時期):週2〜3回の頻度で1〜2か月間通うのが一般的です。この時期は特に痛みの軽減を目的とした集中的な治療が行われます。
  • 中期(痛みが和らぎ始めた時期):週1回程度の施術に減らし、痛みの残存や日常生活への支障をさらに改善します。
  • 維持期(症状が安定してきた時期):2週に1回〜月1回のペースで、神経機能の安定化と再発予防を目的としたケアを続けます。

 

 

当院では徹底的な鍼治療を掲げていますので

 

上記の一般的な目安に比べて早く回復する方がほとんどですが

 

それでも1~2回で回復というのは

 

疾患の成り立ちから考えても不可能です

 

具体的な施術としては神経痛の起こっている範囲をお聞きして

 

その周囲を鍼で囲むように施術します(写真なくてすいません)

 

 

そのことで皮膚近くにある神経の血流を促進することが目的です。

 

あとは免疫力が低下していると考えられるので

 

お腹を含めた全身療法を取り入れることができれば行います。

注意すべきポイント

 

 

鍼灸は体質や症状に応じて効果の出方が異なります

 

また、継続的な通院が重要であり、1回や2回の施術で劇的な改善を期待するのは現実的ではありません。

 

信頼できる医師の診断を踏まえながら治療を進めましょう。

薬との併用や病院との連携について

医師の診断と連携は重要です

 

帯状疱疹後神経痛は、神経ブロックや抗うつ薬、抗てんかん薬などが処方されることが多いため、

 

まずは医師の診断を受けることが大切です。

 

鍼灸はその補助的な治療として取り入れることが現実的です、そのことにより相乗効果が期待できます。

鍼灸の利点は副作用が少ないこと

 

 

鍼灸は身体への負担が少なく、副作用もほとんどないことから、薬の副作用に悩んでいる方にも適した治療法です。

 

慢性的な神経痛に対して、長期的なケアとしても取り入れやすい点が評価されています。

鍼灸で神経痛を和らげ、快適な日常へ

 

帯状疱疹後神経痛は、放置すると生活の質を大きく低下させるつらい症状ですが、鍼灸を取り入れることで痛みの軽減や再発予防が期待できます。

 

治療には継続的な取り組みが求められますが、

 

信頼できる医師や鍼灸師と連携しながら、

 

自分に合ったケアを見つけ、行うことで

 

快適な日常を取り戻すことができるでしょう。

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