鍼通電療法は痛みに効果がある?慢性痛・神経痛に効く理由を鍼灸師が解説!
慢性的な腰痛や神経痛に悩んでいるけれど、薬やマッサージではなかなか改善しない…
でも鍼をたくさんするのには抵抗がある…
そんな方におすすめなのが「鍼通電療法」です。
この記事では、鍼灸師の視点から、鍼通電療法が痛みにどのように作用するのか
その仕組みや効果、適応症、注意点について詳しくご紹介します。
鍼通電療法とは?
鍼通電療法(はりつうでんりょうほう)は、鍼を刺した部位に電極を接続し、
低周波の電気を流すことで筋肉や神経に刺激を与える治療法です。
一般的な低周波治療器とは異なり、深層の筋肉や神経まで直接アプローチできるのが大きな特徴です。
鍼通電療法が痛みに効く3つの理由
① 深部の筋肉へアプローチできる
慢性的な痛みの原因は、深い位置にある筋肉のこりや硬直にあることが多いです。
鍼通電療法では鍼がその深部まで届くため、一般的な治療では届かないコリや痛みに有効です。
② 痛みを和らげる神経伝達物質を促進
電気刺激により、エンドルフィンやセロトニンといった痛みを抑える物質の分泌が促され、神経の過敏反応を落ち着かせる作用があります。
③ 血流を改善し自然治癒力を高める
筋肉や神経まわりの血流が促進され、老廃物の排出や酸素・栄養の供給がスムーズになります。
これにより組織の修復が進み、痛みの根本改善につながります。
どんな痛みに効果があるの?
鍼通電療法は、以下のような痛みに対して効果が期待できます
- 慢性腰痛・肩こり
- 坐骨神経痛・椎間板ヘルニアによる関連痛
- 五十肩による運動制限・痛み
- 頚椎症による首・肩・腕のしびれ
- 帯状疱疹後神経痛(PHN)
- スポーツ障害による筋疲労・痛み
痛みはある?副作用は?
施術中の電気刺激は、「ピクピク動く」程度の軽い感覚で、痛みはほとんどありません。
以下のような軽微な反応が出ることもありますが、多くは一時的です:
- 軽い筋肉痛のようなだるさ
- 内出血(数日で消失)
刺激の強さは患者さまに合わせて調整しますので、安心して受けていただけます。
当院での鍼通電療法について
当院では、国家資格を持つ鍼灸師が患者さま一人ひとりの症状や体質を見極め、安全かつ的確に施術を行っています。
電気刺激が苦手な方でも無理なく受けていただけるよう、刺激の調整やフォロー体制も整えています。
まとめ
鍼通電療法は、薬やマッサージでは改善しにくい慢性痛や神経痛に効果が期待できる治療法です。
また当院の通常治療に比べて少ない鍼の本数で治療できるので、多数鍼が苦手な方におすすめです。
長年の痛みにお悩みの方は、ぜひ一度当院での施術を体験してみてください。
痛みの根本からの改善を目指し、丁寧にサポートいたします。