「長く座っていると尾てい骨が痛む」
「転倒以来、尾骨の違和感が続いている」
そんなお悩みを抱えている方は、
尾骨痛(びこつつう)
の可能性があります。
尾骨痛は整形外科での治療でも改善が難しいことが多く、
慢性化しやすい症状です。
実は、鍼灸によって尾骨周辺の血流や筋肉の緊張を和らげることで、痛みの軽減が期待できます。
この記事では、尾骨痛の原因と鍼灸によるアプローチ方法、当院での施術内容をご紹介します。
尾骨痛とは?
尾骨とは、背骨の最下部に位置する小さな骨で、座ったときに椅子に当たる部分です。
この尾骨が炎症を起こしたり、周辺の筋肉が緊張したりすることで痛みが出ます。
主な原因
- 転倒などによる打撲や骨折
- 出産後の骨盤の歪み
- 長時間の座位による圧迫
- 姿勢不良や骨盤の傾き
- ストレスによる自律神経の乱れ
尾骨痛に対する鍼灸の効果
1. 骨盤周辺の筋緊張を緩める
梨状筋や仙骨周囲の筋肉が硬くなると、尾骨にも負荷がかかります。
鍼灸でこれらの筋肉の緊張を和らげることで
尾骨周囲の圧力を軽減し痛みを緩和します。
2. 血流改善による炎症緩和
尾骨周辺は血流が滞りやすく、炎症が長引く原因になります。
鍼灸で局所の血行を促すことで、自然治癒力を高めます。
3. 自律神経のバランス調整
長く続く痛みにより、ストレスや自律神経の乱れが起こることも。
鍼灸は副交感神経を活性化させ、痛みの知覚を和らげる作用があります。
当院での施術内容
主な施術ポイント
- 百会(ひゃくえ)、神門(しんもん):全身調整、自律神経の安定
- 腰兪(ようゆ)、次髎(じりょう)、中髎(ちゅうりょう):仙骨周辺の筋緊張緩和
- 足三里、三陰交:血流促進と体質改善
施術ペースの目安
急性期は週2回程度
慢性化している場合は週1回ペースを継続し
1〜3か月程度の経過観察をおすすめします。
こんな方におすすめ
- 転倒後から尾てい骨の痛みが続いている
- 座っていると尾骨が圧迫されるような違和感がある
- 産後に腰まわりの痛みや違和感がある
- 病院では異常がないと言われたが症状が改善しない
- 薬に頼らず、自然な方法で改善したい
まとめ
尾骨痛は放っておくと慢性化しやすく、日常生活に支障をきたすこともあります。
鍼灸は、体のバランスを整えながら、自然治癒力を引き出すやさしい施術法です。
伊東市で尾骨痛にお悩みの方は、ぜひ城ヶ崎さくら並木の鍼灸院へご相談ください。