「最近、腰が痛いんだけど、なんだかお腹の調子も悪いな…」
「便秘が続くと、なぜか腰まで重くなる気がする…」
伊東市にお住まいのあなたも、そう感じたことはありませんか?
腰痛というと、姿勢の悪さや筋肉の問題を思い浮かべがちですが
実はお腹の調子、特に「内臓」の状態が腰痛と深く関係していることがあります。
今回は、一見関係なさそうに見えるお腹の調子と腰痛の意外なつながりについて、
城ヶ崎さくら並木の鍼灸院が分かりやすく解説します。
なぜ、お腹の調子が悪いと腰が痛くなるの?
お腹と腰痛の関連性には、主に以下の3つのメカニズムが考えられます。
1. 筋肉のつながり:お腹の奥の筋肉と腰の筋肉
私たちの体には、お腹の奥深くにある「腸腰筋(ちょうようきん)」という筋肉があります。
この筋肉は、背骨から股関節につながっており、体を前屈させたり、足を上げたりする際に使われる、非常に重要なインナーマッスルです。
もし、便秘や下痢、過敏性腸症候群などで腸の働きが悪くなると
この腸腰筋が緊張しやすくなります。
腸と腸腰筋は隣接しているため、腸の炎症や動きの悪さが直接的に筋肉の緊張を引き起こすことがあるのです。
腸腰筋が硬くなると、姿勢のバランスが崩れ、腰への負担が増して腰痛を引き起こします。
2. 自律神経のつながり:内臓と痛みの信号
内臓の働きは、私たちの意識とは関係なく働く「自律神経」によってコントロールされています。
そして、腰の筋肉や関節の痛みもまた、自律神経を介して脳に伝えられます。
お腹の調子が悪いと、内臓は常にストレスを受けている状態になり、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
この自律神経の乱れが、痛みを過敏に感じさせたり、血行を悪くしたりすることで、腰痛を悪化させることがあります。
また、内臓の不調からくる痛みが、腰に放散して感じられる(関連痛)ケースもあります。
3. 東洋医学的な「内臓と経絡のつながり」
東洋医学では、内臓と体の各部位は「経絡(けいらく)」というエネルギーの通り道でつながっていると考えます。
例えば、消化器系に関わる「脾(ひ)」や「胃(い)」の経絡は、腰の周りや足を通っています。
お腹の調子が悪くなるということは、これらの内臓の機能が低下している状態であり
その影響が経絡を介して腰に現れ、痛みとして感じられることがあるのです。
特に、お腹の冷えや消化不良は、腰痛と関連が深いと考えられています。
こんな症状に心当たりはありませんか?
- 便秘や下痢を繰り返すときに腰痛が悪化する
- お腹が張っているときに腰が重だるい
- 冷たいものを摂りすぎた後に腰が冷えて痛む
- ストレスでお腹の調子が崩れると、同時に腰も痛くなる
- 胃もたれや消化不良のときに、背中や腰に違和感がある
もしこれらの症状に心当たりがあるなら、あなたの腰痛は、お腹の不調と密接に関わっている可能性があります。
お腹の調子と腰痛を同時にケアする鍼灸治療
城ヶ崎さくら並木の鍼灸院では、腰痛を訴える患者様には、必ずお腹の調子についても詳しくお伺いします。
そして、鍼灸総合コースでは単に腰だけを施術するのではなく、お腹の状態も考慮した総合的なアプローチを行います。
- 内臓の働きを整えるツボへのアプローチ: 胃腸の働きを活発にし、消化吸収や排泄をスムーズにするツボに鍼やお灸を施します。
- 腸腰筋の緊張緩和: お腹の奥の固くなった腸腰筋を緩め、腰への負担を軽減します。
- 自律神経のバランス調整: お腹の不調が原因で乱れがちな自律神経を整え、痛みを感じにくい体、回復しやすい体へと導きます。
- 全身の血行促進と冷え改善: お腹の冷えは腰痛に直結します。お灸などで体を温め、血行を促進することで、内臓機能も活性化し、腰痛の改善に繋げます。
「腰が痛いから…」と腰ばかり気にしていても、もし原因がお腹の不調にあるなら、根本的な解決にはつながりません。
伊東市にある城ヶ崎さくら並木の鍼灸院は、あなたの痛みを多角的に診て、お腹の調子を含めた全身のバランスを整えることで、つらい腰痛からの解放をサポートいたします。
腰痛とお腹の不調、両方でお悩みでしたら、ぜひ一度当院にご相談ください。
ご予約・お問い合わせは、お電話またはウェブサイトからお気軽にどうぞ。