脊柱管狭窄症:「手術」と「保存療法」どう選ぶ?5つの判断ポイント【伊東市】

「足のしびれが辛いけど、手術は避けたい…」

 

「手術って、本当に必要なのかな?」

 

伊東市にある城ヶ崎さくら並木の鍼灸院にご来院される患者様の中には

 

脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)

 

と診断され、今後の治療方針について悩んでいらっしゃる方が多くいらっしゃいます。

 

脊柱管狭窄症の治療には、鍼灸や薬、リハビリなどの

 

「保存療法」

 

と、根本的な解決を目指す

 

「手術」

 

があります。どちらを選ぶべきか、ご自身で判断するのは難しいですよね。

 

今日は、鍼灸師が医師の判断基準を提示するのは間違っていると考える方もいらっしゃるとは思いますが、

 

かなり院内で質問を受ける事項なので

 

成書を紐解き、整形外科医が手術を検討する際の主な判断基準を、患者様にも分かりやすい5つのポイントに絞ってご紹介します。

 

これを知ることで、ご自身の症状と向き合い、納得のいく治療選択をする手助けになれば幸いです。

 

 


「手術」を検討すべき5つのポイント

 

多くの整形外科医は、まずは鍼灸や薬、リハビリといった保存療法を数ヶ月間試すことを推奨します。

 

それでも症状が改善しない場合や、以下のような症状が現れた場合に、手術が選択肢として浮上します。

 

1. 保存療法を続けても「効果がない、または悪化する」

 

痛み止めを飲んだり、リハビリや鍼灸を続けたりしても、

 

数ヶ月(目安は3〜6ヶ月)経っても症状が全く改善しない、あるいは逆に悪化している場合です。

 

特に、日常生活に支障をきたすほどの痛みが持続する場合は、手術も検討されます。

2. 足の「筋力低下」がどんどん進んでいる

 

足の力が入りにくくなり、歩くのがつらくなったり、頻繁につまずいたり、膝がガクッと折れそうになるなど、明らかな筋力低下が見られ、それが進行している場合です。

 

これは、神経の圧迫が強まっている重要なサインです。

3. 足の「しびれや感覚異常」が悪化している

 

足のしびれがどんどん強くなったり、範囲が広がったり、触っても感覚が鈍い(麻痺している)といった症状が悪化している場合です。

 

「砂利の上を歩いているような変な感覚」が強くなるなどもこれに該当します。

 

神経へのダメージが進行している可能性があります。

4. 「膀胱や直腸の障害」が出ている(緊急性あり!)

これは特に緊急性が高く、すぐに病院を受診すべき「レッドフラッグサイン」です。

  • 排尿・排便が困難になった(おしっこが出にくい、残尿感がある、便が出にくいなど)
  • 尿失禁や便失禁(漏らしてしまう)
  • 肛門周囲や股間の感覚が鈍い、しびれる

 

これらの症状は、「馬尾神経(ばびしんけい)」という、脊髄の末端にある重要な神経の束が強く圧迫されているサインです。

 

放置すると回復が難しくなる可能性があるため、速やかな手術が検討されます。

5. 間欠性跛行が重度で「日常生活が著しく困難」

 

歩いていると、足や臀部に痛みやしびれが出て歩けなくなり、少し休むとまた歩けるようになる「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」は、脊柱管狭窄症の典型的な症状です。

 

 

この症状が進行し、歩ける距離が極端に短くなり(例えば100mも歩けないなど)、買い物や通勤、散歩など、普段の生活が著しく妨げられている場合も、手術が検討される大きなポイントとなります。

 

 


最終的な判断は、医師との相談が不可欠です

 

これらのポイントは、あくまで一般的な判断基準です。最終的に手術を行うかどうかは、

 

整形外科医がMRIなどの画像診断の結果、直接診察して得られる身体所見、そして**患者様の全身状態やご希望、生活の質(QOL)**を総合的に評価して判断します。

当院の鍼灸治療は、保存療法の一助に

 

城ヶ崎さくら並木の鍼灸院では、脊柱管狭窄症でお悩みの方に対し、

 

保存療法の一環として鍼灸治療をしています。

 

 

鍼灸治療は、神経の炎症を抑えたり、血行を促進したり、腰部や下肢の筋肉の緊張を緩和したりすることで、間欠性跛行などの症状を和らげ、生活の質を高めるお手伝いができます。

 

手術を検討する前に、まずは鍼灸治療で症状の改善を目指したいという方も多くいらっしゃいます。

 

もし、ご自身の症状について不安な点や、治療選択で迷われていることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。

ご予約・お問い合わせは、お電話またはウェブサイトからお気軽にどうぞ

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