「朝起きたら、急に片耳が聞こえにくくなった」
「キーンという耳鳴りが一日中続いている…」
「もしかして、疲れやストレスのせい?」
突発性難聴は、ある日突然、片方の耳の聞こえが悪くなる病気です。
早期治療が非常に重要であるため、「もしかして?」と感じたときに、正しい知識を持つことが大切です。
今回は、突発性難聴の診断基準や標準的な治療法、
そして城ヶ崎さくら並木の鍼灸院で提供している鍼灸治療がどのように役立つのかを分かりやすく解説します。
突発性難聴とは?その診断基準
突発性難聴は、原因不明の難聴で、以下の3つの診断基準すべてを満たす場合に診断されます。
突然発症する
発症が明確で、いつから聞こえが悪くなったかが分かります。
片方の耳に発症する
ほとんどの場合、左右どちらか一方の耳に起こります。
高度の感音難聴である
耳の奥にある内耳の蝸牛(かぎゅう)という部分の障害による難聴です。
難聴の程度は、比較的軽度なものから、まったく聞こえなくなる重度なものまで幅広いです。
【ポイント】
突発性難聴は、めまいや耳鳴りを伴うことも多いのが特徴です。特に、耳鳴りは難聴のサインとして現れることが多いので注意が必要です。
病院での標準的な治療法
突発性難聴は、発症からできるだけ早く(目安は1週間以内)治療を開始することが重要です。治療が遅れると、聴力が回復しにくくなる可能性があります。
病院では、主に以下の治療法が選択されます。
薬物療法(ステロイド剤など)
炎症を抑えたり、内耳の血流を改善したりする目的で、副腎皮質ステロイド剤、血管拡張剤、ビタミン剤などが用いられます。
これらの薬は、飲み薬や点滴で投与されます。
高気圧酸素療法
特殊な装置に入り、高濃度の酸素を吸入することで、内耳の細胞に酸素を届け、聴力の回復を促す治療法です。
突発性難聴への鍼灸(当院)によるアプローチ
突発性難聴の根本原因はまだ不明ですが、内耳の血行不良やウイルス感染、ストレスなどが関係していると考えられています。
鍼灸治療は、これらの要因に多角的にアプローチすることで、早期であれば聴力の回復をサポートでいる可能性は高いです。
1. 血行を促進し、内耳の環境を整える
耳の周りのツボ: 耳の周りには、聴覚に関わる多くのツボがあります。これらのツボに鍼をすることで、耳周辺の血流を改善し、内耳に十分な酸素や栄養を届けます。
首や肩のツボ: 突発性難聴の患者様は、首や肩のこりを伴っていることが多いです。首や肩の筋肉の緊張を緩めることで、頭部全体の血流が良くなり、内耳への血流も改善されます。
2. ストレスを緩和し、自律神経を整える
全身のツボ: ストレスは、血管を収縮させて血行を悪くし、自律神経のバランスを崩します。鍼灸治療は、心身のリラックスを促すことで、ストレスを緩和し、自律神経の働きを整えます。
早期回復をサポート: 身体の調子を整えることで、薬物療法の効果を高めたり、自然治癒力を引き出したりする効果も期待できます。
【標準治療で改善しなかったら…】
ステロイド治療などの標準治療は、発症早期には非常に有効です。
しかし、治療を終えても聴力が十分に回復しなかった場合、残念ながら現代医学ではこれ以上の対処法がないのが現状です。
もし、あなたがステロイド治療を終えても聴力や耳鳴りの改善がみられないのであれば、耳の周囲の血流を顕著に改善する可能性のある鍼灸治療を試してみる価値があります。(残念ながらこちらも早期開始が重要です)
聴力回復の補助、耳鳴りやめまいといった随伴症状の緩和を目指し、諦めずに治療を続けることが大切です。
突発性難聴かも?と思ったら
すぐに耳鼻咽喉科を受診してください。
発症から1週間以内に治療を開始することが、回復率を高めるための鍵です。
その後、できるだけ早く鍼灸院にご相談ください。
病院での標準治療での回復が十分でない場合、鍼灸治療を行うことで、聴力のさらなる回復や、耳鳴り、めまいの症状緩和が期待できます。
伊東市にある城ヶ崎さくら並木の鍼灸院では、つらい突発性難聴の症状と向き合い、患者様一人ひとりに合わせた施術で、早期回復をサポートいたします。
ご予約・お問い合わせは、お電話またはウェブサイトからお気軽にどうぞ