「鍼灸って、どこに鍼を打つかどうやって決めているの?」
「見ただけじゃわからない身体の奥の不調まで、どうして分かるの?」
伊東市にある城ヶ崎さくら並木の鍼灸院では、患者様のお身体の状態を把握するために、
『撮診法(さつしんほう)』
という鍼灸師独自の検査法を取り入れています。
これは、ただ問診や視診を行うだけでなく、
実際に皮膚をそっとつまんで、その硬さや弾力、状態を細かくチェックしていく方法です。
昔からあった方法ですが、最近は筋膜の研究が進んだことにより、現代的に説明しやすくなりました。
今回は、この撮診法がなぜ大切なのか、そしてこの検査から何が分かるのかを分かりやすく解説します。
なぜ皮膚をつまんで調べるのか?〜皮膚は「内臓の鏡」〜
「皮膚をつまむだけで、体の不調が分かるの?」と不思議に思われるかもしれませんね。
実は、私たちの身体は、皮膚と内臓が神経で密接に繋がっていると考えられているから。
内臓に疲れがたまったり、機能が低下したりすると、その不調のサインが神経を通じて、体表面の特定の皮膚や筋肉に現れることが、
東洋医学だけでなく、近年では科学的にも分かってきています。
撮診法は、まさにこの反応を敏感に感じ取るための方法です。
健康な皮膚は柔らかく、弾力がありますが、不調がある部位の皮膚は、
- 硬く突っ張っていたり…
- ブヨブヨと弾力がなくなっていたり…
- つまんだときに、ゴリゴリとした固い感触があったり…
このように、独特の変化が見られます。
撮診法で分かる「本当の原因」
撮診法は、ただ「こっている場所」を見つけるだけではありません。
見た目や自覚症状だけではわからない、あなたの身体の
「本当の原因」
を特定するための重要な手がかりとなります。
例1:慢性的な首こり
首や肩がこっている方でも、撮診法で背中や腰の皮膚に強い緊張が見られることがあります。
これは、首こりの根本原因が、姿勢の歪みや内臓疲労からきている可能性を示唆しています。
当院では、鍼灸総合コースにて首だけでなく、その原因となっている背中や腰の緊張も同時に施術することで、根本的な改善を目指します。
例2:胃の不調
胃の調子が悪い方は、お腹や背中の特定の部位の皮膚が硬く突っ張っていることがあります。
これは、胃の不調が皮膚に反射しているサインです。
この反応点に的確に鍼をすることで、内臓の働きを整え、胃のつらい症状を和らげる効果が期待できます。
的確な施術で、最短の改善を目指します
撮診法で特定した身体のサインは、あなたの身体が「助けてほしい」と発している悲鳴です。
当院では、このサインを見逃さず、東洋医学の経絡やツボの考え方と組み合わせることで、どこに鍼を打つべきかを的確に判断します。
この的確な施術こそが、つらい症状を効率的に改善し、最短で元気な身体を取り戻すための鍵だと考えています。
「なかなか良くならない…」
「自分の不調の原因が分からない…」
とお悩みの方は、ぜひ一度、当院の撮診法による丁寧な検査を受けてみませんか?
あなたの身体の奥に隠された本当の原因を一緒に見つけ出し、根本から健康な身体を目指しましょう。
ご予約・お問い合わせは、お電話またはウェブサイトからお気軽にどうぞ。