「鍼って、ぬい針みたいに太いの?」
「城ヶ崎さんの鍼は中国針でしょ?痛いのは嫌だな…」
鍼治療に興味はあるけれど、痛みに対して不安を感じている方は多いのではないでしょうか。
実は、鍼治療に使う鍼には様々な太さがあり、その太さによって効果や使い方が全く異なります。
今回は、鍼の太さで何が変わるのか、そして当院がどのように鍼を使い分けているかについてお話しします。
鍼の太さは「刺激の強さ」を決める
鍼の太さは、治療の目的や患者さんの体質に合わせて使い分けられます。
これは、鍼が身体に与える物理的な刺激の強さが違うからです。
1. 髪の毛よりも細い「優しい鍼」
- 太さ: 直径0.12mm〜0.18mm程度(髪の毛ほど)
- 主な効果:
- 自律神経の調整:身体をリラックスさせ、穏やかに血行を促します。
- 顔や手足など敏感な部位への施術に最適:痛みに弱い方や、初めて鍼治療を受ける方で不安な方へ使用します。
- 特徴: インナーマッスルまで到達しなければほとんど痛みを感じません。過敏になった神経を穏やかに鎮め、身体の回復力を優しく引き出します。
2. 筋肉の奥に届く「太めの鍼」
- 太さ: 直径0.2mm以上
- 主な効果:
- 深部の筋肉のコリを緩める:手技では届かないインナーマッスルの頑固なコリに効果的です。
- 強い鎮痛作用:長年の慢性的な痛みや、スポーツによる筋肉の張りを和らげます。
- 特徴: 細い鍼よりも強い刺激を与えます。強い刺激によって筋肉の緊張をリセットし、痛みを根本から改善することを目的とします。
当院の鍼の使い分け
当院では患者様のご要望
(とにかく早く治したい・刺激があるのが嫌だ。など)
から鍼の太さと本数をだいたい決めて、その後は体質、そして痛みの感受性をみて、最適な太さの鍼を決めます。
細い鍼からの場合
鍼治療が初めての方や、不安が強い方、メンタルの問題を指摘された方など
は敏感なので、まず細い鍼で身体の反応をみながら施術を始めます。
太目の鍼から始める方
鍼治療に慣れている・早く結果を出したい・効果の実感を追求したい方などや
重度の肩こりや腰痛などは筋肉の深部にアプローチするため、太め鍼の使用を考えます。
当院の施術は、決して画一的なものではありません。
患者様一人ひとりの身体の状態に合わせた、オーダーメイドの施術をご提供します。
安心して鍼治療を受けていただくために
鍼治療は、痛みを我慢するものではありません。
施術中に痛みや不快感を感じた場合は、遠慮なくお伝えください。
鍼の太さや深さを調整し、あなたがリラックスして施術を受けられるように配慮します。
伊東市で、鍼治療に不安を感じている方も、安心して当院にご相談ください。
ご予約・お問い合わせは、お電話またはウェブサイトからお気軽にどうぞ。