「雨の日や低気圧の日に、頭が重くなったり、めまいがしたりする…」
「朝起きると顔がむくんで、靴がきつく感じる…」
もしあなたが、このようなお悩みを抱えて、
**五苓散(ごれいさん)**
という漢方薬を服用しているとしたら、ぜひこのブログを読んでみてください。
五苓散は、身体の余分な水分を排出し、水分バランスを整える漢方です。
昔ある大阪の漢方医に「副作用なく漢方薬を試すなら何がいい?」と聞くと「五苓散!」と即答でした。そういう意味でも安心ですね。
意外に処方されている場合の多いこの漢方。その効果をさらに高めるためのツボについて解説します。
五苓散は「水の偏り」を改善する漢方
東洋医学では、身体の水分がうまく巡らず、必要な場所に届かず、不要な場所に溜まってしまう状態を**「水滞(すいたい)」**と呼びます。
五苓散は、この「水滞」を改善することで、以下の症状に効果があるとされています。
- めまいや頭痛
- むくみや吐き気
- 二日酔いや下痢
ただ症状を回復というより体質改善の意味合いが強い様子です、芍薬甘草湯の逆ですね。
五苓散とツボの相乗効果
漢方薬は身体の内側から、ツボは身体の外側から、それぞれ水分代謝にアプローチします。
中医学ではこの両方を組み合わせることで、より効率的に体質改善を促すことができます。
ここでは、五苓散と相性の良い、水分代謝に関わるツボを3つご紹介します。
1. 陰陵泉(いんりょうせん)
膝の内側、すねの骨を上にたどっていった、くぼみにあるツボです。脾臓や腎臓と関係が深く、身体の水分代謝を整える効果があります。
2. 水分(すいぶん)
おへその上、指1本分上にあるツボです。名前の通り、水分の代謝を促す重要なツボとされ、むくみや下痢、お腹の張りに効果的です。
3. 太衝(たいしょう)
足の甲、親指と人差し指の骨が交わる少し手前のくぼみにあるツボです。気の巡りを良くし、ストレスによる水分代謝の乱れを和らげる働きがあります。
これらのツボを、お風呂上りや寝る前に、気持ち良いと感じる程度の力でゆっくりと押してみてください。



漢方と鍼灸の組み合わせで、根本から体質改善
じつは鍼って、するだけで体内の水分バランスが変えられる優れモノなんです、すくなくとも私がする鍼の場合ですが。
なので、ご自身でのツボ押しも効果的ですが、慢性的なお悩みは専門家による施術で根本改善を目指すことをお勧めします。
当院では、五苓散のような漢方の考え方に基づいた鍼灸治療で、水分代謝を根本から改善します。
- 全身の血行促進: 鍼で身体の深部にある筋肉やツボにアプローチすることで、全身の血行を良くし、余分な水分を排出しやすい状態に整えます。
- 自律神経の調整: 鍼の心地よい刺激は、ストレスで乱れた自律神経を整え、身体のバランスを内側から回復させます。
「薬を飲んでいるけれど、なかなか症状が改善しない…」
「雨の日の体調不良を何とかしたい…」
そんなお悩みをお持ちの方は、伊東市にある当院にご相談ください。
漢方と鍼灸の相乗効果で、つらい症状を根本から整え、快適な毎日を送りましょう。
ご予約・お問い合わせは、お電話またはウェブサイトからお気軽にどうぞ。
電話:0557-51-3663
ホームページ:https://sakura491.com/