「夜中に急に足がつって、激しい痛みに目が覚める…」
「ふくらはぎや太もものけいれんが頻繁に起こる…」
もしあなたが、このようなつらい筋肉のけいれんに悩んでいるなら、
**芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)**
という漢方薬を服用しているかもしれません。
芍薬甘草湯は、急な筋肉のつりを和らげる効果で知られています。
今回は、この漢方の効果をさらに高めるためのツボと、当院の鍼灸治療について解説します。
芍薬甘草湯は「急な痛み」を和らげる漢方
東洋医学では、筋肉のけいれんは「血(けつ)や津液(しんえき:体内の水分)」の不足が原因と考えられています。
芍薬甘草湯は、筋肉の緊張を緩め、急な痛みを和らげる効果があり、特にこむら返りや筋肉のつりに即効性があるとされています。
芍薬甘草湯とツボの相乗効果
芍薬甘草湯が筋肉の緊張を緩めるのを助けるツボを刺激することで、身体の外側(ツボ)と内側(漢方)からアプローチし、より早く効果を実感できることがあります。
ここでは、漢方と相性の良い、足のつりや筋肉のけいれんに効果的なツボを3つご紹介します。
1. 承山(しょうざん)
ふくらはぎの中央、アキレス腱のすぐ上に位置するツボです。足がつりそうになった時や、ふくらはぎの張りを和らげたい時に効果的です。筋肉の緊張を緩める代表的なツボです。
2. 委中(いちゅう)
膝の裏側、ちょうど真ん中にあるツボです。このツボは、足の筋肉のけいれんや腰痛にも広く用いられます。足全体の血行を改善する働きがあります。
3. 太衝(たいしょう)
足の甲、親指と人差し指の骨が交わる少し手前のくぼみにあるツボです。気の巡りを良くし、ストレスや疲労による筋肉の緊張を和らげる効果が期待できます。
これらのツボを、優しく気持ち良いと感じる程度の力で、ゆっくりと押してみてください。
漢方と鍼灸の組み合わせで、根本から体質改善
ご自身でのツボ押しも効果的ですが、筋肉のつりが頻繁に起こる場合は、身体の根本的なバランスに問題があるかもしれません。
当院では、芍薬甘草湯のような漢方の考え方に基づいた鍼灸治療で、その原因にアプローチします。
- より深い筋肉へのアプローチ: 鍼は、手技では届かない身体の深部にある筋肉の緊張を緩めることが得意です。
- 血行の根本改善: 滞った血行を促進し、筋肉に十分な栄養と酸素を届けることで、筋肉のつりやすい状態を根本から改善します。
「薬を飲んでも、つるのが癖になっている…」
そんなお悩みをお持ちの方は、伊東市にある当院にご相談ください。
漢方と鍼灸の相乗効果で、つらい症状を根本から整え、快適な毎日を送りましょう。
ご予約・お問い合わせは、お電話またはウェブサイトからお気軽にどうぞ。
電話:0557-51-3663
ホームページ:https://sakura491.com/