「夜中に何度もトイレに起きてしまい、熟睡できない…」
「急に強い尿意を感じ、トイレまで間に合うかいつも不安だ…」
このような頻尿や尿意切迫感は
過活動膀胱(OAB)の代表的な症状です。
これらの症状は生活の質(QOL)を大きく低下させますが
薬物療法ではなかなか改善しないケースも少なくありません。
実は鍼灸治療は頻尿や過活動膀胱に対し
膀胱の機能そのものを改善する効果が
複数の臨床研究で科学的に証明されています。
城ヶ崎さくら並木の鍼灸院では、頻尿の原因である
「膀胱の過敏性」と「蓄尿機能の低下」
にアプローチし、穏やかな日常を取り戻すサポートをしています。
1. なぜ頻尿・過活動膀胱に鍼灸が有効なのか?
頻尿や過活動膀胱の主な原因は、膀胱が勝手に収縮したり(過活動)、膀胱にためておける容量が小さくなったりすることです。
鍼灸は、この排尿をコントロールする神経の誤作動を正すことで効果を発揮します。
鍵は「仙髄神経の変調」
膀胱の収縮や弛緩を制御しているのは、主に**仙髄(お尻の骨のあたりにある脊髄)**から出ている神経です。
鍼灸治療では、この仙髄領域にアプローチすることで、排尿機能を調整します。
- メカニズム:鍼灸刺激が仙骨部(中髎穴など)に加わると、その刺激が神経を介して膀胱に伝わり、膀胱への異常な収縮命令を抑制する反射を引き起こします。
これは、西洋医学の分野で注目されている**「神経変調療法」**と同じ根拠に基づくアプローチです。
2. 鍼灸の有効性を示す具体的な研究データ
鍼灸治療が頻尿や過活動膀胱に有効であることは、客観的なデータによって示されています。
✅ データ①:膀胱容量が有意に増大する
過活動膀胱の患者に対する鍼治療効果を検証した研究では、以下の結果が報告されています。
改善項目 | 臨床研究結果 |
症状の改善 | 尿意切迫感や切迫性尿失禁が82%の患者で改善が見られた。 |
膀胱容量の改善 | 症状が改善した患者では、尿流動態検査によって最大膀胱容量が有意に増大していることが確認された。 |
このデータは、鍼治療が単なる対症療法ではなく、膀胱コンプライアンス(膀胱の柔軟性や広がりやすさ)を高め、蓄尿機能そのものを改善していることを強く示唆しています。(出典:北小路ら, 1995年 日泌尿会誌 他)
✅ データ②:夜間頻尿の回数減少
特に高齢者に多い**夜間頻尿(夜間多尿)に対して、鍼灸治療の一種である温灸(お灸)**治療の有効性が示されています。
- 温灸治療の結果: 夜間頻尿患者への温灸治療により、夜間尿の回数が有意に減少したことが報告されています。(出典:厚生労働省eJIMに掲載された温灸治療の評価)
夜間に起きる回数が減ることで、睡眠の質が改善し、生活の質の向上に直結します。
3. 当院の鍼灸治療アプローチ:頻尿の根本改善へ
城ヶ崎さくら並木の鍼灸院では、これらの科学的知見と東洋医学の深い知識に基づき、頻尿・過活動膀胱を改善します。
① 仙髄領域へのピンポイント刺激
排尿コントロールの要である仙骨部の**「八髎穴(はちりょうけつ)」や、下腹部の関元穴**などに徹底的な鍼やマイルドなお灸を施します。これにより、膀胱への過剰な神経指令を抑制し、膀胱の過敏性を鎮めます。
② 腹部・下肢への血流改善
特に下腹部や下肢にあるツボ(三陰交穴など)を刺激することで、骨盤内臓器の血流を改善します。東洋医学では、腎や膀胱の機能低下が頻尿に繋がると考えられており、これらの機能を高めることを目指します。
③ 自律神経の調整
頻尿や尿意切迫感は、不安や緊張などのストレスで悪化することが多々あります。当院の得意とする頭と顔への鍼による自律神経調整や、首・背中の緊張緩和を組み合わせることで、心身をリラックスさせ、膀胱の過敏性を和らげます。
4. ご予約・お問い合わせ
薬物療法に不安がある方、頻尿・夜間尿を根本から改善したい方は、ぜひご相談ください。
研究で裏付けられた鍼灸の力で、トイレの不安から解放され、質の高い睡眠と穏やかな日常を取り戻しましょう。
城ヶ崎さくら並木の鍼灸院
- 住所: 〒413-0231 静岡県伊東市富戸908-111 セルティア城ケ崎105
- 電話番号: 0557-51-3663
- インターネット予約: [24時間受付中!ご予約はこちら] (https://kenkounihari.seirin.jp/clinic/1195/reserve)
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駐車場: 完備しております。