「検査では心臓に異常はないと言われたのに、急に胸がドキドキする…」
「息苦しさを感じてしまうけれど、病気ではないと言われてどうしたらいいかわからない…」
このような「心臓に器質的な問題はないのに起こる動悸」は、
多くの場合、自律神経系の過度な興奮と、それに伴う身体の異常な緊張が原因です。
城ヶ崎さくら並木の鍼灸院では、この
**「自律神経性の動悸」**
を、西洋医学的な知見と東洋医学の深い洞察に基づき、根本から解消することを目指します。
今回は、動悸のメカニズムと、当院独自の施術アプローチについて解説します。
1. なぜ心臓が健康なのに動悸が起こるのか?
あなたのドキドキは、**「体が過剰に緊張している」**サインです。
原因は「交感神経の過緊張」
自律神経は、体を活動させる**「交感神経」と、休ませる「副交感神経」**の2つから成り立っています。
ストレスや疲労が続くと、アクセルである交感神経が暴走し
常に戦闘モードになってしまいます。
- 動悸のメカニズム: 交感神経が過剰に優位になると、心臓に「もっと速く動け」という指令が出され続けます。その結果、心拍数が上がり、必要以上に「ドキドキ」「脈が飛ぶ感覚」といった動悸の症状として自覚されるのです。
2. 鍼灸治療が過緊張を鎮める科学的論拠
鍼灸は、この過剰な交感神経の興奮を鎮め、心臓への負担を減らす効果が研究で示されています。
- 論拠:自律神経への影響: 鍼刺激が、自律神経の中枢がある脳の視床下部や脳幹に作用し、乱れた心拍や血圧の調節機能を安定化させることが、**心拍変動解析(HRV)**を用いた生理学研究で確認されています。交感神経の活動を抑制し、副交感神経を優位にする作用があります。
3. 当院独自の「動悸を鎮めるトリプルアプローチ」
当院では、動悸の原因を
「神経系の中枢」「姿勢を支える土台」「内臓の緊張」
の3つに分解し、鍼と手技で包括的にアプローチします。
① 土台の緊張を解く:首から背中への鍼
- 施術目的: 慢性的な姿勢の歪みやデスクワークなどで凝り固まった首・背中の筋肉を緩め、不必要な体のコリを除去します。
- 動悸への効果: 首や背中には、自律神経の節や、心臓へ向かう神経が通っています。この部位のコリを解除することで、心臓への**「過剰な興奮指令」**が抑制され、動悸の頻度や強さが軽減します。
② 中枢を安定させる:頭と顔への鍼
- 施術目的: ストレスや不安により過敏になっている自律神経の中枢を直接的に整えます。
- 動悸への効果: 頭部や顔面の繊細なツボへの刺激は、特にリラックス効果が高く、興奮した脳を鎮静化させる作用があります。不安や緊張が和らぐことで、間接的に動悸の発生を抑制します。
③ 内臓の緊張を解放する:お腹(特にみぞおち)へのアプローチ
- 施術目的: 東洋医学でいう「積(しゃく)」、つまりお腹、特にみぞおち周辺の腹筋や内臓周辺組織の硬結(硬さ)を緩和します。
- 東洋医学的見解: 古代からの東洋医学では、心身の緊張が腹部に集積し、**「積」**となって心臓の働きを圧迫し、ドキドキや息苦しさを引き起こすとされてきました。当院では、この硬結に対して、マッサージや優しい鍼でお腹を緩めます。
- 現代医学的意義: みぞおちの硬さは横隔膜の緊張と連動しています。ここを緩めることで呼吸が深くなり、副交感神経が働きやすい状態となり、動悸を鎮める効果が期待できます。
4. ご予約・お問い合わせ
心臓に問題がない動悸は、諦める必要はありません。
体の緊張と自律神経のバランスを整える当院の専門的な鍼治療で、穏やかな日常を取り戻しましょう。
城ヶ崎さくら並木の鍼灸院
- 住所: 〒413-0231 静岡県伊東市富戸908-111 セルティア城ケ崎105
- 電話番号: 0557-51-3663
- インターネット予約: [24時間受付中!ご予約はこちら] (https://kenkounihari.seirin.jp/clinic/1195/reserve)
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駐車場: 完備しております。