どれだけ肩を揉んでもすぐに凝りが戻ってしまう重度の慢性肩こりでお悩みではありませんか?
慢性の肩こりの原因はいろいろあります。
姿勢や仕事・ストレス…
その中でも今回は「呼吸の機能」と「自律神経」という、一見肩こりには関係なさそうな、別の場所の不調から発生している可能性をご紹介します。
城ヶ崎さくら並木の鍼灸院では、この別の場所の1つである「横隔膜の硬さ」が引き起こす肩こりの悪循環を根本から断ち切る、専門的な鍼灸治療を提供しています。
1. なぜ横隔膜が硬いと「重度の肩こり」になるのか?
横隔膜は、胸とお腹を隔てるドーム状の筋肉で、呼吸の約7割を担う主動筋です。
しかし、ストレスやデスクワークなどで体が前のめりになると、横隔膜は常に圧迫されて硬くなり、その機能が低下してしまいます。
発生メカニズム:呼吸補助筋(斜角筋)の過労
横隔膜の動きが悪くなると、人間は無意識のうちに呼吸の浅さを補おうとします。
この代償として過剰に使われるのが、
首の側面にある「斜角筋」や胸鎖乳突筋といった呼吸補助筋です。
- 横隔膜の機能低下 呼吸が浅くなる。
- 斜角筋の過活動 首や肩甲骨を引き上げることで無理に呼吸を補おうとする。
- 重度の肩こりへ斜角筋が疲労により硬化・短縮し、首の動きを制限し、頭痛や難治性の肩こりとして現れます。
2. 悪循環の完成:自律神経の変調による「鉄板の凝り」
横隔膜の硬さは、単なる筋肉の問題に留まりません。自律神経の変調を引き起こし、肩こりをさらに悪化させる悪循環を生み出します。
① 呼吸の浅さ = 交感神経の過緊張
呼吸が浅くなると、体は酸素不足を感じ、生命維持のために**「交感神経(興奮の神経)」**を優位にします。
これは、不安や緊張状態の時に呼吸が速くなるのと同じ状態です。
② 悪循環の形成
交感神経が優位になると、全身の筋肉が緊張し、血管が収縮します。
その結果、すでに過労している斜角筋や首の筋肉の血流がさらに悪化し、痛みが悪化し、鉄板のような硬さに変わってしまうのです。
「横隔膜の硬さ 呼吸補助筋の過労 自律神経の変調」
の連鎖こそが、マッサージでは治らない重度の慢性肩こりの真の姿です。
3. 鍼灸による解決法:悪循環を断ち切る2大アプローチ
この悪循環を断ち切るには、過労している斜角筋の緊張を緩めるだけでなく、根本原因である横隔膜の機能回復と自律神経の調整が必要です。
✅ アプローチ①:横隔膜と腹部への鍼やマッサージ
- 目的: 横隔膜そのものの硬さを緩め、呼吸の主動筋としての機能を取り戻す。
- 方法: 腹部のツボやみぞおち付近に優しい鍼を施します。これにより、横隔膜の緊張が解放され、一回の呼吸で取り込める酸素量が増加し、斜角筋の負担を軽減します。
✅ アプローチ②:斜角筋を含めた首への鍼と自律神経への鍼
- 目的: 過労した斜角筋を直接緩め、自律神経の鎮静化を図る。
- 方法: 首の側面にある斜角筋の緊張を、鍼でピンポイントに解除します。ついでに首全体を緩めると更にグッド👍さらに、頭や顔、耳周りのツボに鍼を施すことで、過緊張状態にある自律神経(交感神経)を鎮静化させます。
- 効果: 交感神経の鎮静化により全身の筋肉の緊張が和らぎ、血流が改善し、斜角筋の再緊張を防ぐことが期待できます。(論拠:鍼刺激による自律神経バランスの改善に関する研究)
4. ご予約・お問い合わせ
あなたの肩こりが横隔膜からの悲鳴であるなら、根本から治療が必要です。
当院の専門的なアプローチで、呼吸の改善と自律神経の安定を取り戻し、長年の肩こりに終止符を打ちましょう。
城ヶ崎さくら並木の鍼灸院
- 住所: 〒413-0231 静岡県伊東市富戸908-111 セルティア城ケ崎105
- 電話番号: 0557-51-3663
- インターネット予約: [24時間受付中!ご予約はこちら] (https://kenkounihari.seirin.jp/clinic/1195/reserve)
-
駐車場: 完備しております。