「最近、歩いているとふくらはぎが重だるく、足が持ち上がりにくい…」
「ふくらはぎに力が入らず、つまづきやすくなった…」
このような**「ふくらはぎの動きにくさ」や「筋力低下」**を感じている方は要注意です。
単なる筋肉疲労と見過ごされがちですが
実はその症状は、腰の神経や足の血管など、深刻な整形外科疾患のサインかもしれません。
城ヶ崎さくら並木の鍼灸院では、現代西洋医学的な診断思考に基づき
この「動きにくさ」の原因を正確に見極め
神経や血流への専門的な鍼灸アプローチで症状の根本改善を目指します。
1. ふくらはぎの動きにくさを引き起こす3つの原因領域
ふくらはぎの筋肉は、歩行や姿勢を支える非常に重要な役割を担っています。
この筋肉が正常に動かない原因は、大きく分けて以下の3つが考えられます。
A. 神経の障害:腰椎疾患と末梢神経
ふくらはぎを動かす指令を送る神経の圧迫が最も多い原因の一つです。
| 疑われる疾患 | 症状の特徴 |
| 腰椎椎間板ヘルニア | 腰からお尻、太ももの裏を通ってふくらはぎへ広がる坐骨神経痛を伴うことが多い。神経圧迫によりふくらはぎの筋力が低下する。 |
| 腰部脊柱管狭窄症 | **間欠性跛行(かんけつせいはこう)**が特徴。歩き続けるとふくらはぎが痛くなったり、しびれて動かしにくくなったりするが、座って休むと改善する。 |
| 末梢神経麻痺 | 膝裏や足首周辺で神経が圧迫・損傷し、「下垂足(かすいそく)」(足首を上に持ち上げられない状態)など、特定の動作に大きな支障が出る。 |
B. 筋肉・腱の障害:炎症や損傷
筋肉や腱そのものに問題がある場合です。
| 疑われる疾患 | 症状の特徴 |
| 筋・筋膜性疼痛症候群 | 筋肉内にできたトリガーポイント(しこり)が原因で、慢性的な過緊張や痛みが起き、筋肉が適切に伸び縮みできず動きにくい。 |
| アキレス腱炎 | アキレス腱の炎症により、ふくらはぎの伸張力が低下し、特に運動時やストレッチ時に動きの制限を感じる。 |
| 腓腹筋損傷(肉離れ) | 急激な痛みとともに発症し、筋肉の収縮機能が大きく損なわれる。 |
C. 血管の障害:血流不良
筋肉を動かすための酸素と栄養が不足することで、機能が低下します。
- 閉塞性動脈硬化症(ASO):足の動脈が詰まることで、特に歩行時にふくらはぎが重く、だるく、痛む(こちらも間欠性跛行を呈します)。神経の問題と見分けがつきにくいため、専門的な検査が必要です。
2. 鍼灸治療の役割:動きにくさの根本原因にアプローチ
当院は現代西洋医学的な思考を主軸に、原因となっている神経・筋肉・血管へ専門的にアプローチします。
アプローチ①:神経根へのアプローチ(腰椎疾患が原因の場合)
腰の疾患がふくらはぎの動きにくさを引き起こしている場合、腰から出ている神経根の興奮を鎮める必要があります。
- 方法: 腰椎周辺の**深部の筋肉(多裂筋など)の緊張を鍼で緩め、神経の圧迫を間接的に緩和します。これにより、足先への痛みやしびれ(坐骨神経痛)**を軽減し、神経の伝達機能を正常化します。
アプローチ②:トリガーポイントと血流の改善(筋肉・筋膜が原因の場合)
筋肉そのものの問題である場合、硬くなった筋肉を正常な状態に戻します。
- 方法: ふくらはぎや太もものトリガーポイントを特定し、鍼で刺激を与えることで筋肉の異常な緊張を解除します。同時に、鍼刺激による血管拡張作用で血流を劇的に改善し、酸素不足や疲労物質の蓄積を解消します。
アプローチ③:自律神経と全身の循環調整
閉塞性動脈硬化症など、血管の問題が疑われる場合でも、鍼灸治療は補助的な役割を担います。
- 方法: 自律神経を整えるツボを用いることで、末梢の細い血管の収縮を抑え、血流を改善します。特に冷えやストレスによる血管収縮を緩和することで、筋肉への血液供給をサポートします。
3. 受診の前に:こんな症状は専門家にご相談ください
ふくらはぎの動きにくさが、以下の症状を伴う場合は、早めに整形外科や当院にご相談ください。
- 歩くと痛みやしびれが悪化し、休むと楽になる(間欠性跛行)
- 足首を上や下に動かす力が急激に弱くなった(下垂足の疑いなど)
- 腰痛や股関節の痛みを伴っている
城ヶ崎さくら並木の鍼灸院では、患者様の症状が鍼灸の適応か、あるいは医療機関の受診が必要か、現代医学的な思考に基づき判断し、最善の治療方針をご提案いたします。
城ヶ崎さくら並木の鍼灸院
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