■ 肩こりで吐き気が出るのは珍しくありません
「肩こりが強くなると気分が悪い」
「ムカムカして仕事にならない」
こうした相談は非常に多く、肩こりが原因で吐き気が出ることは臨床上よく見られる症状です。
一時的な体調不良ではなく
肩・首の筋肉が強く緊張し、自律神経や血流に影響が出た結果として『吐き気』が生じるケースが多くみられます。
鍼灸は、このメカニズムに対して直接的にアプローチでき、改善がとても期待できる施術法です。
■ 肩こりから吐き気が起こる3つの原因
① 首・肩の筋緊張が自律神経を乱す
首の深いところには自律神経が多く通るため
強いこりが続くと自律神経のバランスが崩れやすく
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吐き気
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めまい
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頭痛
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胃のムカムカ
が同時に起こりやすくなります。
② 後頭部の筋肉(後頭下筋群)の緊張 → 緊張性頭痛 → 吐き気
パソコン作業・スマホの見すぎで固くなりやすい筋肉です。
緊張性頭痛が引き起こされると、吐き気がセットで出てくることが多く
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こめかみの痛み
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後頭部の重さ
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吐き気
を伴うケースがよく見られます。
③ 肩こりによる浅い呼吸 → 酸素不足感 → 吐き気
肩が力んで上がりっぱなしになると呼吸が浅くなり
酸欠に近い状態となり「ムッ…とする吐き気」が出る人もいます。
これは鍼灸で肩の動きが改善すると
自然に呼吸が深くなり、症状が軽減するパターンが非常に多いです。
■ 鍼灸で改善が期待できる理由
● 筋緊張の解除
首〜肩・後頭部の深い筋肉を緩めることで、吐き気の根本原因を取り除きます。
● 自律神経の調整
吐き気の背景には自律神経の乱れが多く、鍼灸はこれに非常に相性が良い施術法です。
● 血流改善で頭部の不快感を軽減
頭部・胃腸への血流が改善し、ムカムカや頭痛が落ち着きやすくなります。
● 呼吸が深くなり、気分の悪さが軽減
肩甲骨の動きが良くなると呼吸がしやすくなり、吐き気の改善につながります。
■ どれくらいで改善する?(当院の臨床目安)
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吐き気:1〜3回で落ち着く方が多い
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肩こりの根本改善:3〜6回程度
急性の吐き気は早めの改善が期待できます。
■ 危険な吐き気のパターン(要受診)
以下に該当する場合は、医療機関の受診を推奨します。
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いきなり激しい頭痛を伴う
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片側のしびれ・まひを伴う
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動けないほどのめまい
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発熱を伴う
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心臓の症状が疑われる場合
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妊娠の可能性がある場合
それ以外であれば、肩こり由来の吐き気であることが多く、鍼灸が有効です。
■ 当院での施術の特徴
城ヶ崎さくら並木の鍼灸院では以下に重点を置きます:
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首・肩・後頭下筋群の深層アプローチ
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自律神経調整を重視したツボ刺激
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胃腸の働きを整える施術
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呼吸の改善を促す胸郭の調整
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ご自宅でできるセルフケア指導

慢性の肩こりでも、吐き気が出ている間は無理に揉むより
鍼灸で深層筋と自律神経を整える方が改善が早い傾向があります。
■ まとめ
肩こりが原因で起こる吐き気は
鍼灸で改善が十分に見込める症状です。
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筋緊張
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自律神経の乱れ
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呼吸の浅さ
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血流不足
これらを総合的に整えることで、根本から症状を軽減できます。
■ ご予約・お問い合わせ
城ヶ崎さくら並木の鍼灸院(静岡県伊東市)
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電話番号: 0557-51-3663
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インターネット予約: https://kenkounihari.seirin.jp/clinic/1195/reserve
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駐車場: 完備しております