股関節の痛みは、歩行・立ち座り・階段など日常生活のあらゆる場面に影響し
放置すると慢性化・悪化しやすい症状です。
「鍼灸で股関節痛は改善するの?」
「何回くらい施術すれば良くなる?」
といった疑問に、静岡県伊東市の《城ヶ崎さくら並木の鍼灸院》が
原因・施術内容・改善までの流れを詳しく解説します。
鍼灸で股関節痛は改善できる?
結論:原因によっては高い効果が期待できる
股関節痛には大きく2種類あります。
✔ 鍼灸で改善しやすい股関節痛
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筋肉の過緊張(中臀筋・梨状筋・腸腰筋)
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姿勢不良(猫背・反り腰・骨盤の傾き)
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歩行時のバランス不良
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股関節周囲の血流低下
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長時間の座位・立ち仕事
➡ これらは鍼灸での改善率が非常に高いタイプです。
✔ 鍼灸だけでは改善が難しい股関節痛
以下は医療機関との併用が必要です。
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変形性股関節症の中〜重度
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股関節唇損傷
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大腿骨頭壊死
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関節リウマチ等の炎症性疾患
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骨折・外傷後の痛み
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発熱を伴う痛み(感染症の可能性)
➡ ただし、鍼灸は痛みの軽減や周囲筋の緩和には大きな力を発揮します。
股関節痛の主な原因
① 中臀筋・梨状筋・腸腰筋の過緊張
股関節を支える筋肉が硬くなると痛みが出やすい。
② 股関節の可動域の低下
動きが悪いと関節に圧が集中し、痛みにつながる。
③ 姿勢不良(猫背・反り腰)
骨盤位置が崩れると股関節への負担が増加。
④ 長時間の座り姿勢
腸腰筋が縮み、股関節の動きを制限して痛みの原因に。
⑤ 歩き方のクセ・左右差
片側ばかり負担がかかると痛みが出やすい。
鍼灸施術のポイント|股関節痛の根本改善を目指すアプローチ
当院では、原因を見極めて以下のような施術を行います。
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中臀筋・小臀筋・梨状筋など深部筋へのアプローチ
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腸腰筋・大腿四頭筋の緊張緩和
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股関節可動域を広げる鍼施術
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骨盤のバランス調整(反り腰・猫背改善)
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歩行・姿勢のクセを整える全身調整
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血流改善による炎症軽減・回復促進
➡ 股関節痛は 「お尻 × 太もも × 骨盤」 の総合調整が重要です。
改善に必要な鍼灸施術の回数
🔵 ① 痛みを軽減する期間(症状改善)
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週1回
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3〜6回で痛みの軽減を感じる
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慢性の股関節痛は 6〜10回、重症例は20回が目安
🔵 ② 痛み軽減後の「姿勢改善」期間(再発予防)
股関節痛は痛みが取れても
姿勢や歩き方が変わらなければ再発しやすい特徴があります。
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週1回
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3〜6回で姿勢・歩行の改善
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症状改善 + 姿勢改善で 計6〜16回
どのように改善していく?
股関節痛がよくなる典型パターン5つ
① お尻・太もも外側の張りが軽減
まず筋肉の緊張が和らぐ。
② 股関節の動きがスムーズになる
曲げ伸ばし・歩行がラクになる。
③ 立ち座り・階段の痛みが軽減
日常の困りごとが改善しやすい。
④ 歩き方のクセが減り、左右差が改善
再発しにくい負担の少ない動きへ。
⑤ 姿勢が安定し根本改善が進む
骨盤・股関節のバランスが整う。