「雨の前に頭痛がする…」
「気圧が下がるとめまい・だるさが出る」
「天気によって体調が左右される」
このような 天気痛(気象病) は、自律神経が敏感な方や筋緊張が強い方に多く見られます。
結論からお伝えすると、
✔ 自律神経の乱れ・筋緊張・血流低下が原因の天気痛は、鍼灸で改善が期待できます。
当院では通常の鍼灸施術に加え
**頭部・顔への鍼通電(当院独自の追加施術)**
を組み合わせることで、
気圧変化の影響を受けにくい体づくりをサポートしています。
鍼灸で改善しやすい天気痛の特徴
次のような症状は、鍼灸の得意分野です。
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気圧変化で頭痛が出る(特に後頭部)
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雨の前から首肩が重だるくなる
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気圧の低下でめまい・ふらつきが出る
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天気が悪いと体がしんどい
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自律神経の乱れ(不眠・だるさ・胃腸の不調)を伴う
👉 これらは筋緊張と自律神経が原因で起こるため、鍼灸との相性が非常に良い症状です。
鍼灸だけでは改善が難しいケース
次の場合は鍼灸は補助的で、医療機関との併用が必要です。
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メニエール病など内耳の疾患
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脳血管障害後の症状
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重度の不整脈など内科疾患
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強い発熱や感染症による頭痛
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眼・耳の器質的病変による症状
👉 まずは医師の診断を受け、その上で鍼灸を併用する形が最適です。
天気痛(気象病)が起こる原因
● ① 気圧変化による自律神経の乱れ
低気圧が近づくと交感神経・副交感神経の切り替えがうまくいかなくなる。
● ② 首肩の筋緊張
特に後頭下筋・胸鎖乳突筋が硬いと頭痛やめまいが悪化しやすい。
● ③ 内耳の血流低下
気圧センサーの役割をする内耳が敏感になり症状が出やすい。
● ④ 片頭痛体質
気圧低下が発作の引き金に。
● ⑤ 睡眠不足・ストレス
自律神経の不安定さが天気痛を悪化させる。
当院の鍼灸施術のポイント
✔ ① 首肩〜背中の筋緊張を緩和する鍼
・僧帽筋
・胸鎖乳突筋
・後頭下筋群
などを徹底的にアプローチ。
✔ ② 自律神経を整えるツボへの施術
・手足
・背中
・腹部のツボ
を使い、気圧変化にブレない身体へ。
✔ ③ 顔・頭への鍼通電(当院独自)
・頭皮血流を安定
・内耳の循環を改善
・自律神経のバランス調整
・片頭痛の予防
👉 天気痛の施術ではとても効果が高い施術です。
✔ ④ 胸郭をゆるめて呼吸を深くする
自律神経の安定に欠かせないポイント。
✔ ⑤ 再発予防のための首の角度・姿勢改善
猫背・ストレートネックを整えることで気圧変化の影響を軽減。
改善までの施術回数(目安)
🔵 ① 症状の軽減期
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週1回
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3〜6回で頭痛・めまい・重さの改善を感じることが多い
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片頭痛タイプは 5〜10回
🔵 ② 痛みが軽くなった後の「姿勢改善」期間
天気痛は姿勢が悪いほど起こりやすいため、再発予防に必須。
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週1回
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3〜6回で首の角度・背中の丸みが改善
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症状改善+姿勢改善で 6〜14回が平均
どのように改善する?典型的なパターン
① 首肩が軽くなる → 気圧変化の負担が減る
② 頭痛の頻度が減る
③ めまい・ふらつきが出にくくなる
④ 天気の影響を受けにくくなる(体調が安定)
⑤ 姿勢が整い、再発しにくい身体へ