本記事は、伊東市の鍼灸専門院
城ヶ崎さくら並木の鍼灸院 での施術例を、患者さんにわかりやすくまとめたものです。
※個人が特定されないよう内容は一部調整しています。
■ 来院時の状態
50代・男性
お悩み
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おしりから足にかけての痛みとしびれ
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10分くらい歩くとつらくなる
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前かがみでも、後ろにそらしても腰が痛い
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1年以上続いている
病院では
「少しヘルニア気味だけど様子を見ましょう」
と言われ、痛み止めのみ。
ご本人は
「このまま悪くなるのでは」
「手術になるのでは」
と不安を感じていました。
■ 状態の考え方
坐骨神経痛は、単に「神経が押されているだけ」で起こるわけではありません。
この方の場合は、
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神経が通る周りの筋肉が硬くなっている
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神経が敏感になっている
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腰や股関節の動きが悪くなっている
この3つが重なって、
痛みとしびれが続いている状態でした。
■ 施術の流れ
当院では、いきなり強く動かしたりせず、
順番を大事にします。
① まずは神経の興奮を落ち着かせる
腰やおしりの深い部分に鍼を行います。
目的は、
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神経の通り道の緊張をゆるめる
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血流を良くする
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神経の過敏さを落ち着かせる
この段階では週1回ペース。
すると、
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夜の痛みが消える
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歩ける距離が少しずつ伸びる
という変化が出てきました。
補助として脚の坐骨神経痛を刺激できるツボ(殷門、陽陵泉など過敏部)にも鍼をしています。
② 痛みが落ち着いてから体の動きを整える
痛みが少なくなってきた段階で、
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腰の動き
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骨盤の動き
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股関節の動き
をやさしく整える施術を追加します。
これは
「再発しにくい体」にしていくための段階です。
■ 経過
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2回目:夜の痛みがほぼ消える
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4回目:歩ける時間が伸びる
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5回目:しびれがかなり減る
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8回目:日常生活で困らない状態に
約3ヶ月で、普段の生活にほぼ支障がないところまで回復しました。
■ なぜ良くなったのか?
ポイントは、
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痛いところだけを追わなかったこと
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神経の状態を落ち着かせたこと
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体の動きを後から整えたこと
です。
「痛みだけを取る」ではなく、
神経と関節の環境を整えたことが回復につながりました。
■ 当院が最初にお伝えしている目標
どの症状でも最初のゴールは同じです。
「月に1回のメンテナンスで済む体にすること」
その場しのぎではなく、
再発しにくい状態を作ることを大切にしています。
■ 坐骨神経痛は早めの対応が大切です
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3ヶ月以上続いている
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歩くのが不安になってきた
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痛み止めが手放せない
このような状態が続くと、
神経が敏感なまま固定されやすくなります。
■ まとめ
坐骨神経痛は、
「どこが痛いか」だけではなく
「神経がどんな状態になっているか」が大切です。
深い部分の緊張をゆるめ、
そのあと体の動きを整えていく。
この順番で進めることで、
改善するケースは少なくありません。