Q.腰痛ベルトは装着してOK?

当院ではギックリ腰OK、慢性腰痛NG

 

こんにちは、伊東市鍼灸専門・城ケ崎さくら並木の鍼灸院の増田です。

 

季節の変わり目で増えてきました

 

そう、奴です・・・ギックリ腰

 

そしてこの時期に増える質問が腰痛ベルトやコルセットについてです。

 

専門家からエセ専門家までいろんな意見があります

 

が、ここでは当院でお伝えしている装着の目安をかんたんにご説明

まずは装着OKとしてお伝えしているギックリ腰

 

そうお伝えするのには3つの理由があります

 

1.

 

腰回りの動きを減らすことが有効だから

 

一般的に動かした時に「ビキッ!」と痛みが出ます

 

逆に動かさない時には痛みはない

 

なのでベルトで動きをすくなくすれば痛みにくいという考えです

 

2.

 

ゲートコントロール理論による鎮痛効果を期待

 

おおざっぱに言えば

 

痛みよりも圧迫の感覚を脳は感じやすい

 

という理論です。

 

なのでベルトで圧迫刺激をあたえることは有効

 

3.

 

ギックリ腰は時間がたてばほとんどの方が治る

 

コルセット排除論の施術者は

 

筋力低下・柔軟性低下・ベルトへの依存など

 

を問題にしていますが

 

2週間程度で治る腰痛です。

 

2週間を目安に装着して、後は辞めることを意識していただければ大丈夫

 

そこまで激しい筋力低下や柔軟性低下は起きないと考えています。

 

以上3つの理由でギックリ腰の時はじょうずに使ってくださいとお伝えしています。

 

 

 

慢性腰痛には使用しないほうが・・・

 

慢性腰痛はギックリ腰と違いコルセットを外した方がメリットがあるとお伝えしています

1.

 

恐怖心が痛みを強くしてベルトから離れられなくなるから

 

慢性痛では<感作>といわれる痛み過敏の状態になっている場合があります

 

特に恐怖心やストレスが強いと

 

軽い腰痛でも強い痛みと脳が認識してしまう、ツライ・・・ですね

 

なので実際は腰はそんなに痛めていないからコルセットは不必要じゃない?

 

というわけです。悪いのは他のところ!

 

それなのにずっとベルトをしていたら、筋力や柔軟性の低下が起きて新しい痛みをつくる原因になります。

 

 

2.

 

慢性腰痛は股関節などの身代わりになっているかも

 

 

慢性腰痛の方は股関節や足首に問題ある方が多く

 

股関節などがサボっているので本来働かなくていい

 

「腰様」

 

が動かないと人体の仕事がまっとうできないんです。

 

だけど「腰様」は会社の営業職のように動き回るのが苦手・・・

 

無理をすると痛んでしまいます。

 

だから怠け者になった股関節や足首に仕事をさせる必要があります。

 

なのでいくら腰を固めても股関節などが動かないと腰痛は治りません。

 

よってコルセットをする意味はあまりありません。

 

以上の理由から慢性腰痛にはコルセットはあまり意味がないと考えられます

 

でもコルセットを

 

重いものを持つときのみ

 

に使うってのは”アリ”だと思いますので

 

はっきり白黒つけるのは難しいですね・・・

 

 

 

 

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