腰やお尻の「奥の痛み」はここが原因かも? ~仙腸関節障害とは

🔹仙腸関節(せんちょうかんせつ)ってどこ?

 

 

仙腸関節とは

 

「骨盤の中央にある仙骨」と

 

「左右の腸骨」の間にある関節です。

 

 

体重を支える大事な関節ですが、動きはとてもわずか。

そのわずかなズレや炎症が、痛みの原因になることがあります。

🔹こんな症状がある方は要チェック!

 

 

 

  • お尻の奥にズーンと響く痛み
  • 片側の腰だけが痛い
  • 長時間立っているとつらい
  • 椅子から立ち上がる時に痛む
  • 妊娠・産後から骨盤周りに違和感
  • 反り腰の姿勢がつらい

 

 

 

実は、レントゲンやMRIでは異常が出にくいのがこの仙腸関節の特徴す。

 

 

 

どうやって診断するの?【病院でも見逃されがち】

 

 

仙腸関節障害は「除外診断」と言われ、

明確な画像所見が出にくいため、

 

見逃されやすいです。

 

 

しかし、以下のような

 

「徒手検査(手による検査)

を組み合わせることで、疑いを高めることができます。

✅代表的な仙腸関節の検査法

  • Patrickテスト(FABERテスト)
    股関節を開いた姿勢で仙腸関節にストレスをかける
  • Gaenslenテスト
    両足を前後に開いて骨盤にひねりを加える
  • 仙腸関節圧迫/牽引テスト
  • ワンフィンガーテスト

 

 

当院では、これらの検査を組み合わせて丁寧に確認し、

仙腸関節が痛みの原因になっている可能性を見極めていきます。

 

 

 

 

🔹鍼灸ではどう治療するの?

 

 

仙腸関節は深部にあるため、的確なポイントに鍼を届ける技術が重要です。

 

 

当院では、以下のようなアプローチを組み合わせて治療します。

✅主な鍼灸アプローチ

 

 

  • 関元兪・次髎・中髎など仙骨部への刺鍼
  • 中殿筋・大殿筋・腸腰筋など支持筋へのアプローチ
  • 骨盤の左右バランスを整える手技や運動療法

 

 

しっかり深部まで鍼を届かせることで、

関節の炎症や筋肉のこわばりを和らげ、

骨盤の安定性を回復していきます。

 

 

🔹ご自宅でできるセルフケア・対策

 

 

✅1. 骨盤ベルトの着用

 

 

  • 特に動いたときに痛みが出る方は、骨盤をしっかり支える「骨盤ベルト」が有効です
  • おすすめの装着位置:腰ではなく、骨盤(仙腸関節)に沿って巻く
  • 起床直後や歩行・立ち仕事の時に着用すると効果的です
    ※長時間の使用は逆効果になることもあるため、指導のもと使いましょう

✅2. ゆるやかなストレッチ

 

 

【※痛みが強い時は行わない】

 

 

  • 中殿筋ストレッチ(椅子に座って足を組み、前にゆっくり倒れる)
  • 太もも前・後ろのストレッチ(腰を反らさないように注意)

✅3. 長時間の同じ姿勢を避ける

 

 

  • 立ちっぱなし・座りっぱなしは関節に負担大
  • 30〜60分に1回は軽く体を動かしましょう

 

 

 

 

 

 

🔹こんな方はご相談ください

 

 

  • 痛みが長引いて仕事や家事に支障が出ている
  • 病院で「異常なし」と言われたけど痛い
  • 産後の骨盤トラブルでお悩み
  • 鍼灸で根本的に整えたい方

🌸 城ヶ崎さくら並木の鍼灸院より

 

 

仙腸関節の不調は、見逃されやすいけれど、きちんとケアすれば改善が期待できる症状です。

 

 

当院では、痛みのタイプをしっかり見極め、必要に応じて多鍼で深部に届く施術を行います。

 

 

「もしかして私も…?」と思ったら、お気軽にご相談ください。

📍伊東市|城ヶ崎海岸駅徒歩6分

🌸城ヶ崎さくら並木の鍼灸院

📞ご予約・お問合せは [0557-51-3663またはホームページから]

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