うだるような夏の暑さ。
伊東市でも、日差しが強く、湿度が高い日が続き、注意が必要です。
「なんだか体がだるいな…」
「頭がガンガンする…」と感じたら、
それはもしかしたら熱中症のサインかもしれません。
熱中症は、命に関わることもある非常に危険な病態です。
🚨 最重要:熱中症かな?と思ったら、まずは病院へ!
めまいや立ちくらみ、倦怠感、頭痛、吐き気、けいれん、意識がもうろうとするなどの熱中症の初期症状や疑いがある場合は、迷わず医療機関を受診してください。
特に、体温が高い、意識がない、自分で水分補給ができない
などの重症な場合は、救急車を呼ぶなど、
すぐに病院での適切な処置が必要です。
鍼灸治療は、急性期の熱中症に対する救命処置や治療を行うものではありません。
「熱中症予防」に鍼灸が役立つってホント?意外な関係とは
では、鍼灸は熱中症と全く関係ないのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
鍼灸は、
熱中症の「予防」や、軽い「夏バテ(熱中症の初期段階に近い状態)」に対して、意外な力を発揮
する可能性があります。
東洋医学では、体内の
「熱」と「水(体液)」のバランス
が重要だと考えます。
夏バテや熱中症は、このバランスが崩れ、
体に余分な熱がこもったり、体液がうまく循環しなくなったりすることで起こると考えられます。
鍼灸が熱中症予防・夏の不調に役立つ理由
- 自律神経のバランス調整:
暑い季節は、体温調節のために自律神経がフル稼働します。この自律神経が乱れると、体温調節がうまくいかなくなったり、全身の倦怠感やだるさが現れたりします。鍼灸は、乱れた自律神経のバランスを整え、体温調節機能をサポートすることで、熱中症になりにくい体づくりを助けます。
- 体内の水分代謝改善:
夏は汗をかきますが、同時に体内に余分な水分が滞留しやすくなることもあります。鍼灸は、体内の「水(体液)」の巡りを良くし、むくみを解消したり、必要な水分を体に行き渡らせるサポートをします。これにより、体内の熱がこもりにくくなり、熱中症予防につながります。
- 内臓機能の活性化と疲労回復:
暑さで食欲不振になったり、胃腸の働きが低下したりすると、夏バテを引き起こしやすくなります。鍼灸は、胃腸などの内臓の働きを活性化させ、消化吸収能力を高めることで、体に必要な栄養が行き渡るようサポート。全身の血流も促進され、疲労回復を促します。
- 「未病」へのアプローチ:
東洋医学では、病気になる前の「未病(みびょう)」の段階で体を整えることを重視します。「なんかだるいな」「食欲がないな」といった、はっきりしない夏の不調こそ、鍼灸で早めにケアすることで、本格的な熱中症への進行を防ぐことにつながります。
こんな症状を感じたら、鍼灸で早めのケアを!
- 体が重だるく、なかなか疲れが取れない
- 食欲がない、胃腸の調子が悪い
- 寝ても寝ても眠い、または寝つきが悪い
- 手足がむくむ
- 頭が重い、ぼーっとする
- 冷房病で体が冷えている
これらの症状は、夏の暑さで体が消耗し、バランスが崩れ始めているサインかもしれません。本格的な熱中症になる前に、鍼灸で体の調整を行うことが大切です。
伊東市で夏の健康管理に鍼灸を役立てませんか?
夏の健康管理は、熱中症予防が何よりも重要です。
城ヶ崎さくら並木の鍼灸院では、患者様一人ひとりの体質やその日の体調に合わせて、自律神経や体液の巡りを整える施術を行います。
熱中症になりにくい体づくりや、夏バテの改善をサポートし、快適な夏を過ごせるようお手伝いさせていただきます。
ただし、繰り返しになりますが、めまいや頭痛、体温の上昇など、熱中症の具体的な症状が出ている場合は、すぐに医療機関を受診してください。
日頃の体調管理として、また初期の不調を感じた際には、ぜひ一度当院にご相談ください。
伊東市の皆さまが、元気に夏を乗り切れるよう、全力でサポートいたします。
ご予約・お問い合わせは、お電話またはウェブサイトからお気軽にどうぞ。