「膝の裏が腫れてる…」それ、もしかして「ベーカー嚢腫」かも?鍼灸でスッキリ!【伊東市】

「膝の裏がポコッと腫れてるんだけど、これって何?」

 

「膝を曲げると、裏側が張って痛い…」

 

 

伊東市にお住まいのあなたも、そんな膝の裏の違和感や腫れに悩まされていませんか?

 

当院には、このような症状でご来院される方が多くいらっしゃいます。

 

その原因の一つに、

 

「ベーカー嚢腫(のうしゅ)」

 

という疾患が隠れていることがあります。

 

今回は、一般的には聞きなじみのないベーカー嚢腫がどのような状態なのか、なぜできるのか

 

そして城ヶ崎さくら並木の鍼灸院がどのようにサポートできるのかを分かりやすく解説します。

 

 


「ベーカー嚢腫」ってどんな状態?

ベーカー嚢腫は、膝の裏側(膝窩:しつか)にできる、

 

水が溜まった袋状の腫れのことです。

 

医学的には「膝窩嚢腫」とも呼ばれます。

 

膝関節の中には、関節の動きを滑らかにする

 

関節液(かんせつえき)」という液体があります。

 

この関節液が、何らかの原因で過剰に分泌されたり、行き場を失ったりすると、

 

膝の裏にある「滑液包(かつえきほう)」という袋に流れ込んで溜まり、

 

膨らんでしまうのです。

 

 

悪性の腫瘍ではないため、それ自体が体に悪いものではありませんが、

 

大きくなると様々な不快な症状を引き起こします。

こんな症状があったら要注意!ベーカー嚢腫のチェックリスト

 

以下の症状に心当たりはありませんか?

 

 

  • 膝の裏がポコッと膨らんでいる(特に膝を伸ばした時に目立つ)
  • 膝を曲げると、裏側が張る、圧迫感がある
  • 膝裏に鈍い痛みや違和感がある
  • 膝の曲げ伸ばしがしにくい、正座ができない
  • ふくらはぎのだるさやむくみを感じる

なぜ「ベーカー嚢腫」はできてしまうの?主な原因

ベーカー嚢腫は、膝関節の内部に問題がある「サイン」であることがほとんどです。主な原因としては、以下のようなものが挙げられます。

 

 

変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)

 

加齢や使いすぎにより膝の軟骨がすり減り、関節に炎症が起こることで、関節液が過剰に分泌される最も多い原因です。

 

 

半月板損傷(はんげつばんそんしょう)

 

膝のクッションとなる半月板が傷つくことで、関節内に炎症が起き、関節液が増加します。

 

関節リウマチ

 

関節に慢性的な炎症が起こる自己免疫疾患の場合も、関節液の増加が見られます。

 

スポーツなどによる膝の酷使や外傷

 

激しい運動や繰り返しの負担が膝にかかることで、関節に炎症が起こり、関節液が増えることがあります。

 

このように、ベーカー嚢腫は、

 

膝関節の炎症や損傷が背景にあることが多いため、

 

嚢腫そのものだけでなく、その根本原因へのアプローチが重要になります。

 

 


ベーカー嚢腫に鍼灸治療が有効な理由

 

「膝裏の腫れ、どうしたらいいんだろう…」と悩んでいませんか?

 

城ヶ崎さくら並木の鍼灸院では、ベーカー嚢腫の症状緩和と根本原因へのアプローチに、鍼灸治療が非常に有効だと考えています。

鍼灸治療がベーカー嚢腫に働くメカニズム

膝関節周囲の炎症を鎮める

 

 鍼の刺激は、膝関節やその周囲の炎症を抑制し、痛みを和らげる効果が期待できます。

これは、鍼が体内の鎮痛物質の分泌を促したり、血流を改善して炎症物質の排出を助けたりするためです。

 

血流・リンパ流を促進し、水腫の吸収を助ける

 

鍼治療は、膝関節周辺の**血行やリンパの流れを活発にします。**これにより、過剰に溜まった関節液や老廃物の排出が促され、水腫の吸収を助け、膝裏の腫れやむくみの軽減につながります。

 

 

膝周囲の筋肉の緊張を緩和し、負担を軽減

 

ベーカー嚢腫がある場合、膝をかばうことで、太ももやふくらはぎの筋肉が硬くなりがちです。

 

鍼は、これらの緊張した筋肉を緩め、膝関節への負担を軽減します。これにより、膝の動きがスムーズになり、痛みや違和感が和らぎます。

 

 

根本原因(変形性膝関節症など)へのアプローチ

 

当院では、ベーカー嚢腫の原因となっている変形性膝関節症や半月板損傷など、膝の根本的な問題に対しても鍼治療でアプローチします。炎症の軽減、関節機能の改善、周囲の筋力バランスの調整などを図ることで、嚢腫の再発予防にもつながると考えています。

鍼灸治療の有効性に関するデータ

 

ベーカー嚢腫そのものに特化した大規模な研究はまだ少ないですが

 

その主な原因である変形性膝関節症に対しては、鍼灸治療の有効性が世界保健機関(WHO)にも認められており

 

多くの臨床研究で痛みの軽減や機能改善に効果があることが報告されています。

 

当院でも、多くの患者様が鍼灸治療によって膝裏の腫れや痛みが改善し、日常生活が楽になったと喜ばれています。

 


伊東市で膝裏の腫れ・痛みに悩むなら当院へ

膝裏の腫れや痛みは、放置すると日常生活に支障をきたし、歩くことすらつらくなることがあります。「年のせいだから…」と諦める前に、ぜひ一度、城ヶ崎さくら並木の鍼灸院にご相談ください。

 

私たちは、あなたの膝の状態を丁寧に確認し、ベーカー嚢腫の症状だけでなく、その根本原因を見極めて、一人ひとりに最適な治療計画をご提案いたします。つらい膝の痛みから解放され、笑顔で歩けるよう、全力でサポートさせていただきます。

ご予約・お問い合わせは、お電話またはウェブサイトからお気軽にどうぞ。


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