「肩が凝ったな…」
「腰が重いな…」
と感じた時、
ご自宅で手軽に使える低周波治療器をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
ピリピリとした刺激が心地よく、手軽に使える便利なアイテムですよね。
しかし、「なんだか効いている気がするけど、いつも同じ場所ばかり…」
「一時的には楽になるけど、またすぐに凝ってしまう…」
と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、伊東市にある城ヶ崎さくら並木の鍼灸院が
低周波治療器の
「刺激が届く範囲」と、
そのメリット・デメリットについて分かりやすく解説します。
低周波治療器が体に「届く」範囲は?
低周波治療器は、皮膚に貼ったパッドから微弱な電気を流し、筋肉に刺激を与えることで、その効果を発揮します。
この電気刺激が届く範囲は、もちろん諸説ありますが
「皮膚の表面から数ミリ程度」
と言われています。
具体的には、皮下2〜3mm程度の浅い部分の筋肉や神経に作用すると考えられています。
これは、周波数が低いほど皮膚の電気抵抗を受けやすいため、
電流が体の奥深くまでは到達しにくい
という特性があるからです。
だからこそ、皮膚に近い部分でピリピリとした刺激を強く感じやすいんですね。
低周波治療器のメリット
手軽なケアで血行促進!
低周波治療器は、ご自宅で手軽に使える非常に便利なツールです。主なメリットは以下の通りです。
手軽な血行促進効果
電気刺激によって、皮膚に近い部分の筋肉が収縮・弛緩を繰り返します。これにより、マッサージを受けているように筋肉のポンプ作用が働き、血行が促進されます。
肩こりや腰痛で血行が悪くなっていた部分に新鮮な血液が供給され、老廃物の排出が促されるため、一時的なだるさや重さの軽減が期待できます。
痛みの緩和
電気刺激が神経に作用することで、痛みの信号が脳に伝わるのをブロックしたり、
体内で痛みを抑える物質(エンドルフィンなど)の分泌を促したりする効果が期待できます。
筋肉の緊張緩和
優しい電気刺激は、過度に緊張している筋肉をリラックスさせ、心地よさやリフレッシュ感を得ることができます。
ご自宅で、テレビを見ながら、読書をしながらなど、好きな時間に手軽に使えるのが最大の魅力と言えるでしょう。
低周波治療器のデメリット
届きにくい「根本原因」
一方で、低周波治療器には、その刺激が届く深さの限界からくるデメリットもあります。
深部の凝りには届きにくい
肩こりや腰痛の根本原因は、実は体の奥深くにあるインナーマッスルや、複雑に絡み合った筋膜の癒着にあることが少なくありません。
低周波治療器の刺激は、皮膚表面から数ミリ程度までしか届かないため、こうした奥深くの凝りや硬さには直接アプローチすることが難しいのが現状です。
根本原因の解決には繋がりにくい
そのため、低周波治療器は、あくまで表層の筋肉の凝りや痛みに対する「対症療法」としての役割が大きいです。
一時的に症状が楽になっても、姿勢の歪み、骨格のバランス、内臓の不調、ストレスなど
根本的な原因が解決されていないと、症状がぶり返しやすいことがあります。
「物足りなさ」を感じることも
深部の凝りが原因の場合、低周波治療器の刺激だけでは「物足りない」「奥の方まで効いている感じがしない」と感じる方もいらっしゃいます。
「届かない」深部のお悩みには鍼治療が有効です
ご自宅での低周波治療器は、日々のセルフケアとして非常に有効ですが
「いつも同じ場所が凝る」
「なかなか症状が改善しない」
といったお悩みがある場合は、体の奥深くに原因が潜んでいる可能性があります。
伊東市にある城ヶ崎さくら並木の鍼灸院では、患者様一人ひとりの体の状態を丁寧に診察し、
低周波治療器では届かない深部の凝りや痛みの根本原因に対し、鍼(はり)で直接アプローチしていきます。
鍼は、鍼灸師の専門知識と技術によって
目的とする筋肉や神経、ツボにピンポイントで刺激を与えることができ、深部の血流改善や痛みの緩和、自律神経のバランス調整に高い効果が期待できます。
「なかなか良くならない肩こりや腰痛」
でお悩みでしたら、ぜひ一度、当院にご相談ください。
あなたの体の奥深くに眠る不調の原因を見つけ出し、根本からの改善を目指しましょう。
ご予約・お問い合わせは、お電話またはウェブサイトからお気軽にどうぞ。