「なんだか膝のお皿の上が腫れている気がする…」
「立ち上がる時に膝の内側がズキッと痛む」
「マラソンをしたら、膝の外側が痛くなった」
膝の痛みと一口に言っても、その原因は様々です。
膝関節は多くの組織で構成されており、どこに問題が起きても痛みにつながります。
今回は、鍼灸師の視点から、膝の痛みが感じられる場所別に、その原因となる組織を解説し、当院の鍼灸治療がどのように役立つかをお伝えします。
また膝には「セルフケアが通用する場所」と「お医者さん以外は手出しができない場所」があるのでそれも一緒にご紹介します。
1. 膝の前面やお皿の上が痛む場合
膝蓋上嚢(しつがいじょうのう)<セルフケアが可能な場所です>
膝のお皿(膝蓋骨)の上にある袋状の組織です。
この袋に炎症が起きると、膝のお皿の上が腫れて、痛みや熱感を感じることがあります。
大腿四頭筋の使いすぎや膝に繰り返し負担がかかることで炎症が起きやすいです。
膝蓋下脂肪体(しつがいかしぼうたい)<セルフケアが可能な場所です>
膝のお皿の下にある脂肪組織で、クッションの役割をしています。
神経や血管が豊富で、炎症を起こすと膝の前面に強い痛みを感じます。
膝を深く曲げたり、長時間座っていた後に立ち上がったりする時に痛みを感じやすいです。
2. 膝の内側が痛む場合
鵞足(がそく)<セルフケアが可能な場所です>
膝の内側、やや下にある腱の集まりです。
ランニングやサッカーなど、膝を酷使するスポーツや
歩き方の癖で摩擦が起きやすく、炎症を起こすと「鵞足炎」という痛みの原因になります。
内側半月板・内側側副靭帯<セルフケアはむずかしい場所です>
膝をひねったり、強い衝撃を受けたりすると損傷することがあります。膝の内側に鋭い痛みや、ひっかかり感が生じます。
3. 膝の外側が痛む場合
腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)<セルフケアが可能な場所です>
太ももの外側を走る大きな腱です。膝の曲げ伸ばしを繰り返すことで、膝の外側の骨と**摩擦が起き、「腸脛靭帯炎(ランナー膝)」**を引き起こします。
マラソンや自転車を趣味とする方に多く見られます。
鍼灸による膝の痛みへのアプローチ
膝の痛みは、ただ患部だけを治療してもなかなか改善しないことがあります。
いや、むしろ患部だけでは改善しないと考えた方がいいと思います。
そこで当院では、膝の痛みは患部との根本原因の2種類のアプローチをします。
1. 炎症を鎮め、痛みを和らげる
鍼で炎症を起こしている膝周りの組織に直接アプローチすることで、血行を促進し、炎症物質や発痛物質をスムーズに排出します。
これにより、痛みを和らげ、膝の治癒力を高めます。
2. 膝の動きをスムーズにする
膝の周りには多くの筋肉が付着しています。
これらの筋肉が硬くなっていると、膝に余計な負担がかかり、痛みの原因になります。
鍼や筋膜ローラーで硬くなった筋肉を緩め、膝の動きをスムーズにすることで、痛みの再発を防ぎます。
3. 全身のバランスを整える(鍼灸総合コース)
膝の痛みは、股関節や足首の歪み、姿勢の悪さなど、全身のバランスの乱れが原因であることも少なくありません。
当院では、膝だけでなく、身体全体のバランスを整えることで、膝への負担を減らし、根本的な改善を目指します。
伊東市で膝の痛みにお悩みなら、当院にご相談ください
「どこが痛いのか、自分でもよく分からない」
「病院に行ってもなかなか良くならない」
もしあなたが、膝のつらい痛みにお悩みでしたら、一人で悩まずに、伊東市の城ヶ崎さくら並木の鍼灸院にご相談ください。
あなたの痛みの原因を丁寧に探り、最適な施術をご提案します。
もう諦めていた膝の痛みから解放され、また好きなことを楽しめる毎日を一緒に取り戻しましょう。
ご予約・お問い合わせは、お電話またはウェブサイトからお気軽にどうぞ。