「なんだかいつも身体がだるい…」
「食欲がなくて、胃もたれしやすい…」
もしあなたが、このようなお悩みで病院に行き
《補中益気湯(ほちゅうえっきとう)》
を処方されたとしたら、ぜひこのブログを読んでみてください。
補中益気湯は、東洋医学の「気(エネルギー)」を補う漢方薬です。
この漢方の効果を、さらに高めるための方法があるのをご存知でしょうか?
今回は、補中益気湯の働きを加速させるツボと、当院の鍼灸治療について解説します。
補中益気湯は「気の不足」を補う漢方
東洋医学では、疲労感やだるさ、食欲不振、風邪をひきやすいといった症状は
「気の不足(気虚)」
が原因と考えられています。
補中益気湯は、消化器系を整えることで、身体のエネルギーである「気」を作り出し、全身に活力を与える漢方薬です。
補中益気湯とツボの相乗効果
漢方薬は、身体の内側から時間をかけてゆっくりと体質を改善していきます。
これにツボ刺激を加えることで、身体の外側からもアプローチすることができ、より早く効果を実感できることがあります。
補中益気湯と相性の良いツボは、主に「胃腸の働きを整えるツボ」と「全身のエネルギーを高めるツボ」です。
特に漢方薬は胃腸で消化して効果を発揮します、なのでツボ押しで消化を促進させると効果は倍増どころの話ではないと大げさに言っておきます。
1. 胃腸の働きを整えるツボ
- 足三里(あしさんり) 膝のお皿のすぐ下から指4本分下にあるツボです。胃腸の調子を整える万能のツボとして知られ、消化吸収を助け、全身の活力を高めます。
2. 全身のエネルギーを高めるツボ
- 関元(かんげん) おへそから指4本分下にあるツボです。「気の源」とも呼ばれ、ここを温めたり押したりすることで、全身のエネルギーを補い、疲労回復や免疫力向上を促します。
- 合谷(ごうこく) 手の甲にある親指と人差し指の付け根の間にあるツボです。気の流れをスムーズにし、身体のだるさや風邪の引き始めにも効果的です。
これらのツボを、お風呂上りや寝る前に優しく押してみてください。



漢方と鍼灸の組み合わせで、根本から体質改善
ご自身でのツボ押しも効果的ですが、当院では、補中益気湯のような漢方の考え方に基づいた鍼灸治療も行っています。
- 適切なツボへの刺激: 専門の鍼灸師が、あなたの身体の状態をしっかり見極め、ツボへ正確にアプローチします。
- より深い作用: 鍼は、手技では届かない身体の深部にあるツボや筋肉に直接働きかけることができ、内臓の働きや自律神経を整える効果が期待できます。
漢方で身体の内側から、鍼灸で身体の外側から、両方の側面からアプローチすることで、つらい症状を根本から改善し、疲れにくい身体づくりをサポートします。
「身体のだるさがなかなか取れない…」
「漢方を飲んでいるけれど、効果をあまり感じない…」
そんなお悩みをお持ちの方は、伊東市にある当院にご相談ください。
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