「なんだかお腹がゴロゴロする…」
「急な下痢と腹痛で、どうしたらいいか分からない…」
もしあなたが、食あたりや冷えによる下痢でつらい思いをしているなら、足の裏にある
**「裏内庭(うらないてい)」**
というツボが、その症状を和らげる手助けになるかもしれません。
今回は、裏内庭がなぜ下痢に効くのか、その作用機序を東洋医学と神経学の観点から解説します。
裏内庭(うらないてい)ってどこ?
裏内庭は、足の裏にあるツボです。
見つけ方: 足の指を曲げたときに、人差し指の付け根の少し下、へこんでいる部分にあります。ここを指の腹でゆっくりと押す、もしくはお灸をするのがベストです。
裏内庭が下痢に効く2つの理由
東洋医学では、下痢は「消化器系の乱れ」や「身体の冷え」が原因と考えられています。
裏内庭は、この乱れを整える働きがあるとされます。
これに加えて、現代解剖生理学な視点からも、裏内庭が下痢に有効である可能性が考えられます。
1. デルマトームによる作用
デルマトームとは、身体の特定の皮膚の領域と内臓や神経が関連しているという考え方です。
ツボを刺激することで、大腸の神経に間接的に働きかけ、食中毒や冷えによって引き起こされた**異常な蠕動運動(ぜんどううんどう)**を抑える効果が期待できます。
2. 消化器系の調整作用
東洋医学的な観点では、裏内庭は消化器系とつながりが深いツボです。ここを刺激することで、乱れた胃腸の動きを整え、食中毒による腹痛や吐き気、下痢といった急性の症状を和らげる効果が期待されます。
【重要】裏内庭は応急処置。危険なサインを見逃さないで!
裏内庭へのツボ押しは、あくまでも医療機関を受診するまでの応急処置や、回復期のセルフケアとして活用してください。
以下の症状がある場合は、重篤な病気が隠れている可能性があるため、すぐに医療機関を受診しましょう。
- 激しい腹痛や嘔吐が止まらない
- 38度以上の高熱がある
- 血便や激しい脱水症状がある
- 意識がもうろうとしている
根本的な体質改善は、鍼灸院で
過敏性腸症候群など慢性的な下痢や便秘でお悩みの方は、日々の生活習慣や、身体の根本的なバランスに問題があるかもしれません。
当院では、あなたの体質や食生活を丁寧にヒアリングし、自律神経や内臓の働きを整える鍼灸治療で、お腹の不調を根本から改善するお手伝いをします。
「薬を飲んでも、お腹の調子が安定しない…」
「体質を根本から改善したい…」
そんなお悩みをお持ちの方は、伊東市にある当院にご相談ください。
ご予約・お問い合わせは、お電話またはウェブサイトからお気軽にどうぞ。
電話:0557-51-3663
ホームページ:https://sakura491.com/