「ベッドに入ってもなかなか寝付けない…」
「夜中に何度も目が覚めて、朝まで熟睡できない…」
日本人の約5人に1人が何らかの不眠症状を抱えていると言われています。
特に**「眠れないことによる日中の不調」**が続くと、生活の質(QOL)は著しく低下してしまいます。
城ヶ崎さくら並木の鍼灸院では、不眠症を
「自律神経の過剰な興奮」
と捉え、薬に頼りたくない方のために、科学的根拠に基づいた鍼灸治療を提供しています。
1. 不眠症の定義と4つの主なタイプ
不眠症は、単に眠れない状態ではなく、
「夜間の不眠が続き、そのために日中に体や精神の不調を自覚し、生活の質が低下している状態」
と定義されます。(参照:厚生労働省e-ヘルスネットなど)
不眠症の4タイプ | 特徴 |
入眠障害 | 寝つきが悪い(布団に入って30分~1時間以上かかる) |
中途覚醒 | 眠りが浅く、夜中に何度も目が覚めてしまう |
早朝覚醒 | 予定より早く目覚め、その後眠れない |
熟眠障害 | 睡眠時間は足りているはずなのに、寝た気がしない |
【一般的な治療法】
病院では、睡眠薬(導入剤など)を用いた薬物療法が中心となりますが
認知行動療法(睡眠に関する考え方や習慣を改善する)も推奨されています。
しかし、「薬に頼りたくない」「認知行動療法がうまくいかない」という方も多くいらっしゃいます。
2. 鍼灸が不眠症に有効な科学的根拠
(論文・研究報告)
不眠症の多くは、ストレスや不安により
交感神経(興奮の神経)が過剰に働き
脳が「お休みモード」に入れなくなっている状態です。
鍼灸は、この乱れた自律神経のバランスを整える作用に優れています。
✅ 根拠① 交感神経活動の鎮静化
- 作用機序:
特定のツボ(例えば、耳、手足、頭部など)への鍼刺激は、脳内の視床下部や脳幹といった自律神経の中枢に作用します。これにより、過剰に興奮している交感神経の働きを鎮静化させ、副交感神経(リラックスの神経)を優位にするスイッチを入れます。
- 論文・研究:
鍼治療が心拍変動(HRV)の指標を改善させ、自律神経のバランスを整えることや、ストレスホルモンであるコルチゾール濃度を低下させることが、複数の生理学研究で報告されています。
✅ 根拠② 睡眠の質(PSQI)の改善
- 作用機序:
鍼が自律神経を整えることで、寝つきの速さ、夜間の覚醒回数、睡眠効率といった睡眠の質を構成する要素が複合的に改善します。
- 論文・研究:
不眠症に対する鍼治療の有効性を評価した**メタアナリシス(複数の研究を統合した解析)では、鍼灸治療が、不眠症の重症度を測る国際的な評価スケールであるPSQI(ピッツバーグ睡眠質問票)**のスコアを有意に改善させることが示されています。
3. 患者様が知りたいQ&A:平均施術回数と治療期間
不眠症の改善に必要な施術回数には個人差がありますが
当院での多くの経験と研究報告に基づき、目安をお伝えします。
Q. 不眠症が改善するまでに平均どれくらいの施術が必要ですか?
A. 症状のタイプや慢性度により異なり
身体の緊張で一時的な不眠なら平均【3~5回】
長期間のお悩みや睡眠薬を常用している方は平均で【8回~12回】が一つの目安です。
- 初期集中治療(最初の3~6回): 興奮した自律神経を鎮静化させ、**「寝つきの改善」や「夜間の覚醒回数の減少」**といった、睡眠の質の変化を感じ始める期間です。週に1~2回の施術を推奨します。
- 安定化治療(その後6回程度): 改善した睡眠パターンを身体に定着させ、ストレスに対する抵抗力を高める期間です。施術頻度を2週間に1回程度に減らします。
【当院の考え】
不眠症は、自律神経の長年の癖が原因であることが多いため
一時的に治すだけでなく「自力で眠れる力」を取り戻すことが重要です。
まずは集中的に治療を行い、その後はメンテナンスで自律神経に良い癖をつけ、その状態を維持することを目指します。
4. ご予約・お問い合わせ
睡眠薬に頼る前に、あなたの身体が持つ「自力で眠る力」を鍼灸で引き出しませんか?
不眠症でお悩みの方は、伊東市の当院にご相談ください。
城ヶ崎さくら並木の鍼灸院
- 住所: 〒413-0231 静岡県伊東市富戸908-111 セルティア城ケ崎105
- 電話番号: 0557-51-3663
- インターネット予約: [24時間受付中!ご予約はこちら] (https://kenkounihari.seirin.jp/clinic/1195/reserve)
-
駐車場: 完備しております。