「朝起き上がろうとすると、腰が折れ曲がったまま伸びない」
「まっすぐ立とうとすると、腰に力が入らず崩れ落ちそうになる」
私自身も三週間前にこのような状態になりました・・・
そして実験としてあえて治療しませんでした、そうしたらもうおじいちゃんですよ、歩き方が。
このような「腰が立たない感じの腰痛」は、単なる表面的な筋肉の張りではありません。
これは、体がこれ以上悪化させないための「防御反応」であり、
腰の奥にある関節、椎間板、そして深層筋に根本的な問題が潜んでいる可能性が高いです。
当院では、この深刻な「腰が立たない腰痛」に対し、
鍼灸治療をメインに
補助として専門的な関節モビライゼーションを組み合わせ
痛みの真の原因に深くアプローチし、
立つ喜びを取り戻すサポートをしています。
ちなみにデータや研究上ではこのような腰痛は3週間で8割以上の方が日常生活を送れるようになるとのことです、
しかし実際に体験するとほんとに3週間が長かった~!早めに治す価値は大いにあると感じました。
1. 「腰が立たない」感覚が示す深刻なサイン
腰が立たないという訴えは、以下の3つの重要な問題が同時に発生していることを示唆しています。
① 椎間関節・仙腸関節の炎症とロック
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状態: 腰を反らしたり、まっすぐ伸ばしたりする(伸展)動作で、背骨の関節(椎間関節)や骨盤の関節(仙腸関節)が炎症を起こし、ロックされている。
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症状: 炎症部位に力が加わるのを避けるため、体が無意識に腰を曲げて「安楽位(楽な姿勢)」を取ろうとします。
② 深層筋(インナーマッスル)の過緊張と機能不全
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状態: 体幹の深部にある腸腰筋(大腰筋など)や多裂筋といった姿勢を支える重要な筋肉が、過剰に緊張したり、逆に機能が低下して腰を安定させられない。
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症状: 特に腸腰筋が硬くなると、腰椎(背骨)を前方に引っ張り、まっすぐ立とうとすると腰が前に折れるような、または「抜けるような」感覚を引き起こします。
③ 神経の圧迫と防御反応
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状態: 椎間板の異常や関節の炎症により、神経根が圧迫され、腰を伸ばすことで坐骨神経痛などの足への痛みが増悪する。
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症状: 脳が痛みを避けるため、「これ以上動かすな」という指令を出し、腰の筋肉を**強くけいれん(スパズム)**させて動けなくします。
2. 専門治療:鍼灸とモビライゼーションの複合アプローチ
当院では、「腰が立たない」原因となる深部の問題を、鍼灸師ならではの精密な技術で解決に導きます。
A. 鍼治療による深層筋のリセット
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ターゲット: 「腰が立たない」原因となる腸腰筋や多裂筋、脊柱起立筋など、手技では届きにくい深部のインナーマッスルを鍼で直接緩めます。
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効果: 筋肉の過緊張が解除されることで、神経への圧迫が減少し、腰の防御的なロック状態を根本からリセットします。
B. モビライゼーションによる関節・椎間板ケア
鍼で筋肉が緩んだ状態で、さらに深い構造的な問題にアプローチします。
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関節の回復: 椎間関節や仙腸関節への丁寧なモビライゼーション(手技)により、炎症によって固まった関節の動き(遊び)を回復させ、腰を伸ばす際の痛みを軽減します。
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椎間板へのアプローチ: 椎間板性の問題が疑われる場合、髄核(椎間板の中心にあるクッション材)を本来の位置に戻すような、専門的なモビライゼーションを慎重に行います。これにより、神経への圧迫を軽減し、「立つこと」を妨げる原因を取り除きます。
3. 根本改善には「回数」が必要です
腰が立たないほどの深刻な不調は
一夜にして発生したものではありません。
長年の猫背や体の使い方の習慣が積み重なった結果です。
1回の施術で治らない理由:
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積年の習慣の解除: 長年固まった深層筋や関節包の癒着を完全に解除し、神経の過敏な状態を鎮静化させるには、体の細胞や神経が安定を学習する時間(数週間〜数ヶ月)が必要です。
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再発の防止: 痛みが取れた後も、猫背や姿勢の悪い癖が原因で再発しないよう、深部筋を安定させるための体の再教育が必要です。
当院では、患者様一人ひとりの状態を正確に評価し、段階的な治療計画をご提案いたします。
腰が立たない苦痛を諦めず、根本からの改善を目指したい方は、ぜひ一度ご相談ください。
城ヶ崎さくら並木の鍼灸院
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電話番号: 0557-51-3663
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インターネット予約: [慢性腰痛・姿勢改善専門治療のご予約はこちら] (https://kenkounihari.seirin.jp/clinic/1195/reserve)
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駐車場: 完備しております。
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関連治療: ぎっくり腰後のケア、坐骨神経痛、猫背姿勢矯正





