潰瘍性大腸炎(UC)と鍼灸療法 ──症状緩和と再燃予防をサポートする東洋医学の視点──

潰瘍性大腸炎(UC)は、大腸の粘膜に炎症が起こる自己免疫性の病気です。


下痢・血便・腹痛・ガス・便意切迫など

日常生活に影響する症状が続きやすく

ストレスや体調の変化で悪化しやすいことも特徴です。

当院では、西洋医学の治療を優先しつつ

鍼灸を症状の軽減や再燃予防をサポートする取り組みを行っています。


1. 潰瘍性大腸炎に鍼灸が選ばれる理由

 

■ 自律神経の乱れが症状と密接に関係

UCの炎症は腸だけでなく、

  • ストレス

  • 自律神経のアンバランス

  • 睡眠不足

  • 冷え
    などの影響を受けやすいことが分かっています。

 

鍼灸は、


・迷走神経を中心とした副交感神経の働きを高める
・ストレス反応(交感神経過緊張)を落ち着ける
・腸の過敏な収縮を整える

といった作用が期待され、結果として腹部症状が和らぎやすくなります。


2. 鍼灸で期待できる効果(補助的なもの)

 

 

 

◎ 腹痛・下腹部の違和感の軽減

腹部の緊張をやわらげ、腸の運動リズムを整えます。

◎ ガス・膨満感の減少

お腹が張って苦しい、ガスが溜まる…という訴えに対し、自律神経の調整が有効に働くことがあります。

◎ 便意切迫・ストレス性の悪化を防ぐ

迷走神経の安定により、ストレスで急激に悪化するタイプの方にとても相性が良い施術です。

◎ 再燃を繰り返しにくい体づくり

「体調を崩すと腸の症状も悪化」「忙しい時期に再燃する」という方は、予防目的のケアが効果的です。


3. どんなツボを使うの?(一例)

症状に合わせて施術内容は変わりますが、一般的によく使うのは次のような経穴です。

■ 自律神経の安定

  • 内関(ないかん)

  • 神門(しんもん)

  • 百会(ひゃくえ)

  • 太衝(たいしょう)

■ 腹痛・便意切迫の緩和

  • 天枢(てんすう)

  • 気海(きかい)

  • 関元(かんげん)

■ 胃腸の機能調整

  • 足三里(あしさんり)

  • 三陰交(さんいんこう)

  • 中脘(ちゅうかん)

活動期(症状が強い時)は腹部への刺激を弱め、体に負担をかけないよう細い鍼を使います。


4. 施術の頻度について

● 寛解維持期(落ち着いている時)

週1回 × 4週間 → 月2回へ

疲れ・ストレスの蓄積を減らし、再燃予防を目的にします。

● 軽度〜中等度の悪化時

 

週2回 × 2〜3週間

腹痛やガスの強い時期に短期集中で行います。

● 強い悪化や発熱・多量の血便

施術は行わず、すぐに主治医の診察を優先。


5. 鍼灸は薬の代わりではありません

潰瘍性大腸炎は薬物療法(5-ASA、ステロイド、免疫調整薬など)が基本、つまり標準治療です。


鍼灸はあくまで


「症状を和らげるための補助療法」


であり、薬を勝手に減らしたり中止することは危険です。

そのうえで、

  • 腹部症状の緩和

  • ストレスコントロール

  • 自律神経の安定

  • 再燃予防のサポート

 

として鍼灸を取り入れることで、生活の質(QOL)改善が期待できます。


6. 当院の施術の特徴

◎ 腹部や腰部の刺激はもちろん、自律神経の施術も提供

◎ 症状の強い時期でも受けられる“やさしい鍼”も提供できます

◎ 胃腸・ストレス・睡眠を総合的にサポート

◎ 医師への受診が必要な状況をしっかり判断

◎ 再燃を防ぐ“メンテナンス施術”にも対応

お腹の弱い方、ストレスで悪化しやすい方には特に相性の良い施術です。


7. 最後に──お悩みの方へ

潰瘍性大腸炎は、症状が良い時と悪い時が波のようにやってきます。

「今日は大丈夫でも、明日はどうなるかわからない」

そんな不安を抱えながら過ごしている方が多くいらっしゃいます。

鍼灸は、その不安を少しでも軽くし、

“穏やかに過ごせる日を増やす”ためのサポートになれると確信しています。

気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。

あなたのお体の状態をお聞きし、最適な施術プランをご提案いたします。

城ヶ崎さくら並木の鍼灸院
静岡県伊東市富戸908‐111 セルティア城ケ崎105
TEL:0557‐51‐3663
ホームページ:https://sakura491.com/
インターネット予約:https://kenkounihari.seirin.jp/clinic/1195/reserve

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