鍼灸で頭痛や気持ち悪さを伴う首こり・肩こりは改善可能か? — 治りやすい症状・治りにくい症状と改善の流れを城ヶ崎さくら並木の鍼灸院が徹底解説 —

頭痛や気持ち悪さ、めまい、吐き気を伴う首こり・肩こりは、単なる筋肉の疲れだけでなく、自律神経の乱れや姿勢の崩れが深く関係しています。

結論からお伝えすると、


鍼灸はこのタイプの首こり・肩こりと非常に相性がよく、改善が見込めるケースが多くあります。

しかし、原因によっては改善に時間がかかる場合もあります。


この記事では治りやすい痛み・治りにくい痛みの違い

施術の流れ・改善の目安をわかりやすく解説します。


【治りやすいケース】鍼灸で改善が見込める頭痛・気持ち悪さを伴う首肩の症状

① ストレートネック・姿勢不良が原因の首こり

 

  • 猫背

  • 巻き肩

  • 頭が前に出た姿勢(スマホ首)
    👉 筋肉性・姿勢性の首こりは鍼灸の得意分野で、短期間で変化が出やすい。

② 筋緊張性頭痛(肩こりから来る頭痛)

 

  • こめかみがズーン

  • 後頭部が痛む

  • 首の付け根がパンパン
    👉 深部の筋を緩めることで頭痛の頻度が大幅に減る。

③ 自律神経の乱れによる気持ち悪さ・めまい

 

  • 交感神経が優位

  • 首肩の緊張が強い
    👉 鍼灸は自律神経調整効果が高く、症状が軽減しやすい。

④ デスクワークでの眼精疲労からの頭痛

 

  • 眉間の痛み

  • 前頭部の重だるさ
    👉 目と首の関連筋へ鍼をすると改善しやすい。

 

 

 


【治りにくいケース】改善に回数が必要な首こり・肩こり

① 長年の猫背・巻き肩による胸郭の硬さ

 

姿勢癖が固まっているため、
鍼+関節モビライゼーション+姿勢改善 が必須。

② 自律神経失調が強く、睡眠の質が悪い

 

  • 不眠

  • 寝ても疲れが取れない
    👉 改善は十分可能だが、数週間〜数ヶ月の調整が必要。

③ 事故・スポーツによる慢性の頸部障害

 

  • むち打ち

  • 頚椎の可動性低下
    👉 改善には丁寧な段階的アプローチが必要。

④ 内臓の疲れやホルモンバランスが影響

 

  • 胃腸の不調

  • 更年期
    👉 首肩だけでなく全身の調整が必要になる。

 

 


首こり・肩こりが頭痛や気持ち悪さを引き起こす理由(原因)

 

 

 

  • 頭を支える深層筋(後頭下筋群)の過緊張

  • 胸郭の硬さにより呼吸が浅くなる

  • 首肩の血流低下

  • 猫背・巻き肩による頚椎の圧迫

  • 目の疲れ(眼精疲労)

  • 自律神経の過緊張(交感神経優位)

  • 食いしばり・歯ぎしり

  • 胸鎖乳突筋のトリガーポイント

  • 大後頭神経・小後頭神経の圧迫

  • 長時間のデスクワーク

👉 これらが組み合わさると、「首こり+頭痛+気持ち悪さ」が同時に起こりやすくなります。


当院(城ヶ崎さくら並木の鍼灸院)の施術ポイント

 

 

① 首・肩の深部トリガーポイントにダイレクトに鍼

 

  • 後頭下筋群

  • 胸鎖乳突筋

  • 僧帽筋上部

  • 肩甲挙筋

  • 前斜角筋・中斜角筋
    👉 深層筋の緊張を取ることで頭痛の根本改善が可能。

② 胸郭・頚椎の関節モビライゼーション

 

  • 呼吸が深くなる

  • 頭の重さを支えやすくなる

  • 首の負担が減る
    👉 鍼との相乗効果が非常に高い。

③ 眼精疲労の調整

 

  • 目周囲のツボ

  • 後頭部の神経ポイント
    👉 画面作業が多い方ほど効果的。

④ 自律神経調整(副交感神経を上げる施術)

 

  • めまい・吐き気・不安感に有効

  • 顔や頭への鍼通電も行う(美容鍼に似ています)

  • 施術中に眠ってしまう方も多い

⑤ 大腰筋など姿勢を支える深層筋の調整

 

姿勢改善の土台を作り、再発を防ぐ。


施術回数の目安

 

軽症(1〜3回)

 

  • 仕事後に起こる頭痛

  • 姿勢性の首こり

  • 眼精疲労型の頭痛

中等度(3〜6回)

 

 

  • 吐き気・気持ち悪さを伴う首肩こり

  • 胸郭の硬さが強いタイプ

  • 頭痛の頻度が多いタイプ

慢性(6〜10回以上)

 

 

  • 長年の頭痛持ち

  • 自律神経の乱れが強い

  • 姿勢の崩れが長期化している

 

 

 


痛みや頭痛が軽減した後:姿勢改善の通院目安

 

症状が落ち着いてきたら、


姿勢改善や呼吸改善を中心に 週1回 × 3〜5回 が目安。

  • 頭が前に出ない姿勢が定着

  • 息が入りやすくなり、首肩が緊張しにくい

  • 再発しにくい状態が安定する

 

 

 

 


改善の典型パターン(多くの患者様に当てはまる流れ)

 

 

  1. 初回:原因を特定(筋・関節・自律神経・姿勢)

  2. 1〜3回:深層筋の緊張が緩み、頭痛が軽減

  3. 3〜6回:胸郭・頚椎の動き改善、自律神経が安定

  4. 5〜10回:姿勢・呼吸が改善し、頭痛や吐き気の再発が減る

  5. 症状軽減後:姿勢改善(頭が前に出にくくなる)

  6. 月1〜2回のメンテナンスで再発予防


院長より(城ヶ崎さくら並木の鍼灸院)

頭痛や気持ち悪さを伴う首こり・肩こりは、筋肉・関節・自律神経・姿勢が複雑に絡み合って起こります。


そのため「揉んでも治らない・薬でごまかしている」方が多いのが現状です。

しかし、鍼灸は深層筋・関節の動き・自律神経に同時にアプローチできるため、

このタイプの症状と非常に相性の良い施術法です。

「もう何年も頭痛薬に頼っている」

「吐き気まで出るほどつらい」


そんな方ほど一度ご相談ください。

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