テニス肘(上腕骨外側上顆炎)でお悩みの方から、こんなご質問をよくいただきます。
結論から言います。
使い方次第で、かなり有効です。
ただし、選び方と目的を間違えると意味がありません。
サポーターは「治す」ものではなく「守る」もの
まず大前提として、サポーターはテニス肘を根本から治すものではありません。
いいえ、そうではありません。
正しく使えば、痛みを和らげて日常生活や仕事を続けやすくする効果が期待できます。
テニス肘は、前腕の筋肉(主に短橈側手根伸筋)が肘の外側に付着する部分に繰り返しストレスがかかり、炎症や微細な損傷が蓄積した状態です。
サポーターはその付着部への負担を分散させる役割を担います。
テニス肘用サポーターの種類と選び方
テニス肘向けのサポーターには、大きく2種類あります。
①カウンターフォースバンド(バンド型)
前腕の筋肉を外から締めることで、肘の付着部にかかる力を分散します。
テニス肘にはこれが最もよく使われ、効果的とされているタイプです。
強く締めすぎると血流が悪くなります。
前腕に当てて、指が1〜2本入るくらいの締め加減が目安です。
②肘全体を覆うサポーター(スリーブ型)
肘全体を保温・圧迫します。
保温効果で血流を促したい方や、肘の不安定感が強い方に向いています。
ただしテニス肘単体には、バンド型の方が狙いを絞れます。
装着位置が命
サポーターで最も多い失敗が「位置がずれている」ことです。
バンド型は、肘の外側の骨のでっぱり(外側上顆)から**指2〜3本分、手首側(前腕側)**に巻くのが正しい位置です。
そうなんです、そこが大事なポイントです。
痛い場所ではなく、その下の筋肉を押さえることで効果が出ます。
こんな時はサポーターだけでは限界があります
サポーターは症状を「管理」するための道具です。以下のような場合は、根本的な治療が必要です。
- 安静にしていても痛みがある
- 夜間に痛みで目が覚める
- 数ヶ月以上、改善の兆しがない
- 握力が著しく落ちてきた
このような状態は、筋肉や腱の深いところに問題が及んでいるサインです。
サポーターで表面をカバーしながら無理をし続けると、かえって回復が遅れることがあります。
鍼灸との組み合わせが効果的な理由
当院にいらっしゃるテニス肘の方の多くが、サポーターをすでに使用されています。
サポーターは痛みを分散しますが、筋肉や腱の深部に蓄積したダメージや、血流の悪さそのものには働きかけません。
鍼は深部まで直接アプローチできるため、サポーターで日常生活を守りながら、鍼灸で根本の回復を促すという組み合わせが、当院では効果的と考えています。
テニス肘でお悩みの方、サポーターだけではなかなか改善しないという方は、ぜひ一度ご相談ください。
城ヶ崎さくら並木の鍼灸院 📍静岡県伊東市富戸908-111 セルティア城ヶ崎105 📞 0557-51-3663